鼠、地獄を巡る

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  • サイズ B6判/ページ数 264p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041035610
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

連続ドラマでも人気を博した赤川次郎の人情時代小説最新刊が登場!!

昼は甘酒売り、夜は天下の大泥棒という二つの顔を持つ鼠小僧次郎吉。妹の小袖と羽を伸ばしにやってきた温泉で、人気の歌舞伎役者に出会うが、女湯で侍が殺される事件が起きて……。義理人情に厚い鼠小僧が大活躍!

内容説明

妹、小袖と“地獄”で湯治。人気役者と若い妻に出会い事件が。(「鼠、地獄を巡る」)。幼い娘を残し、貧乏長屋で腹を切った浪人。驚くべきその理由とは。(「鼠、腹切り長屋を覗く」)。そば屋の女房に頼まれ同行した山奥の村。不穏な空気が充ち満ちて。(「鼠、山道に迷う」)。大名屋敷で男女の逢引き。男が斬られる場に居合わせた「鼠」だが。(「鼠、今宵は月明り」)。大店の旦那が女と心中?見つけた娘に災難が降り懸かる。(「鼠、戸を開ける」)。目が不自由ながらも腕の立つ姉とその妹。同じ男に惚れてはいるが。(「鼠、闇に数える」)。

著者等紹介

赤川次郎[アカガワジロウ]
1948年福岡県生まれ。76年、「幽霊列車」で第15回オール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。06年、第9回日本ミステリー文学大賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

星落秋風五丈原

19
TVシリーズ第二弾が始まるのにあわせての刊行かな?別府の地獄めぐりにまでいって豪勢ですね。小袖も活躍します。2016/03/13

akogoma@灯れ松明の火@SR推進委員会

14
シリーズ9作目。相変わらず死人が多いが、昨今のくどくど描写を書き「すぎる」作品と比べると、そういうシーンもさらりと流しているので(頁めくったらもう故人とか)陰惨な印象は少ない。今作は盗人シーンもそれなりにあるが、やっぱり人情話がメインになっててまさにお茶の間時代劇(笑)。でも、これはこれでいつまでも続いてほしいシリーズ。「小袖ちゃん最強」説に私も一票!2016/06/16

す~さん

12
表題作はちょっと強引というか、端折りすぎというか、なんでそうなるの?という感が強くていまいちでしたが、それ以外のお話は面白かったです。血なまぐさい話が多いんですが、それを切り離しても人情味溢れる内容だったと思います。盗人なんだけど、情に厚い次郎吉と、その次郎吉を心配しながらも結局顎で使ってる?(笑)小袖のコンビがなかなかに良いのです。しかし小袖強すぎ。2017/07/25

小梅さん。

12
安心の面白さ。 次郎吉と千草先生、そろそろ進展があったらいいな。 最後の作品は、この前ドラマで使ってたエピソードだった。 (ドラマの鼠は、ちょっと原作よりも若いイメージかな)2016/05/07

チオリンゴーゴー

11
鼠より相変わらず小袖が強いと思い出す新刊でした。小袖のスピンオフを期待したりすることにします。終わりなき鼠シリーズ。笑2016/06/11

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