愛は戦渦を駆け抜けて―報道カメラマンとして、女として、母として

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  • サイズ B6判/ページ数 416p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784041035368
  • NDC分類 740.253
  • Cコード C0098

出版社内容情報

ベストセラー、スピルバーグ監督で映画化決定!!「戦場、それが私の職場」「戦場、それが私の職場」
 恋も家庭も子どもも、キャリアも諦めなかったジャーナリストがつかんだ幸せ。

 職業、フォトジャーナリスト。主な職場は戦場。
 写真一枚が十ドルで売れたのをきっかけに、趣味のカメラで生計を立てられると知ったのは二十二歳の頃。フリーの通信員としてキャリアを積んだ二〇〇一年。9・11が世界を変え、対テロ戦争が彼女を戦場カメラマンへと導いた。
 アフガニスタン、イラク、スーダン、リビアを巡り、写真一枚のために命を賭ける生活を続けて十三年。その間に、伴侶も子どもも得た。仕事に伴うリスクから難しい選択を何度も迫られるも、彼女はこの仕事を「わたしの幸せ」と自信をもって言う。
仕事の幸せも、日常の幸せも諦めなかったジャーナリストの一代記。

職業:フォトジャーナリスト
主な職場:戦場
取材した戦場:アフガニスタン、イラク、スーダン、コンゴ民主共和国、レバノン、リビア
主な受賞:ピューリッツァー賞、マッカーサー・フェローシップ
拉致された回数:2回
死の危険を感じた事:無数
 「IT’S WHAT I DO.」(これが私のしていることよ)

プレリュード 二〇一一年三月 リビア、アジュダビヤ

第一部 世界を知る――コネチカット、ニューヨーク、アルゼンチン、キューバ、インド、アフガニスタン

第一章 ニューヨークでは、二度目のチャンスはない
第二章 子どもは何人いる?
第三章 アメリカは戦争の最中にある

第二部 9・11後の歳月――パキスタン、アフガニスタン、イラク

第四章 あなたたちアメリカ人は、いまや招かれざる客です
第五章 銃弾については心配していない
第六章 頼むから、傷つけるつもりはないとその女に伝えてくれ

第三部 バランスのようなもの――スーダン、コンゴ、イスタンブール、アフガニスタン、パキスタン、フランス、リビア

第七章 女性は生まれついた土地の犠牲になっている
第八章 きみは自分の仕事をして、終わったら帰っておいで
第九章 世界で最も危険な場所
第十章 運転手は息を引き取った

第四部 生と死――リビア、ニューヨーク、インド、ロンドン

第十一章 おまえは今夜死ぬんだ
第十二章 彼という兄弟をなくして、無念でならない
第十三章 旅は控えたほうが良いでしょう
第十四章 ルーカス

後記 イラク再訪
謝辞

リンジー・アダリオ[リンジー アダリオ]
1973年、米コネチカット州で美容師の両親の元に生まれる。ウィスコンシン大学マディソン校を卒業後、アルゼンチンの《ブエノスアイレス・ヘラルド》でプロのカメラマンとして仕事を始めた。現在では《ニューヨーク・タイムズ》、《ナショナル・ジオグラフィック》、《ニューヨーク・タイムズ・マガジン》などに定期的に写真が掲載されている。2000年にタリバン政権下のアフガニスタンを訪れて以来、イラク、リビア、レバノン、南スーダン、コンゴなどの紛争地の取材をしており、ピューリッツァー賞を含む数々の賞を受賞している。

堀川 志野舞[ホリカワ シノブ]
横浜市立大学国際文化学部卒。英米文学翻訳家。おもな訳書に『サヨナラの代わりに』(共訳 キノブックス)、『いつかぼくが帰る場所』(早川書房)、『ホテル・ルワンダの男』(ヴィレッジブックス)、『天国からはじまる物語』(理論社)、〈トム・マーロウの奇妙な事件簿〉シリーズ(ポプラ社)などがある。

内容説明

職業、フォトジャーナリスト。主な職場は、戦場。写真一枚が十ドルで売れたのをきっかけに、趣味のカメラで生計を立てられると知ったのは二十二歳の頃。フリーの通信員としてキャリアを積んだ二〇〇一年。9・11が世界を変え、対テロ戦争が彼女を戦場カメラマンへと導いた。アフガニスタン、イラク、スーダン、リビアなどを巡り、写真一枚のために命を賭ける生活を続けて十五年。その間に、伴侶も子どもも得た。仕事に伴うリスクから難しい選択を何度も迫られるも、彼女はこの仕事を「わたしの幸せ」と自信をもって言う。仕事の幸せも、日常の幸せも諦めなかったジャーナリストの半生記。

目次

プレリュード 二〇一一年三月―リビア、アジュダビヤ
第1部 世界を知る―コネチカット、ニューヨーク、アルゼンチン、キューバ、インド、アフガニスタン(ニューヨークでは、二度目のチャンスはない;子どもは何人いる?;アメリカは戦争の最中にある)
第2部 9・11後の歳月―パキスタン、アフガニスタン、イラク(あなたたちアメリカ人は、いまや招かれざる客です;銃弾については心配していない;頼むから、傷つけるつもりはないとその女に伝えてくれ)
第3部 バランスのようなもの―スーダン、コンゴ、イスタンブール、アフガニスタン、パキスタン、フランス、リビア(女性は生まれついた土地の犠牲になっている;きみは自分の仕事をして、終わったら帰っておいで;世界で最も危険な場所;運転手は息を引き取った)
第4部 生と死―リビア、ニューヨーク、インド、ロンドン(おまえは今夜死ぬんだ;彼という兄弟をなくして、無念でならない;旅は控えたほうが良いでしょう;ルーカス)
後記 イラク再訪

著者等紹介

アダリオ,リンジー[アダリオ,リンジー] [Addario,Lynsey]
フォトジャーナリスト。1973年、米コネチカット州で美容師の両親の元に生まれる。ウィスコンシン大学マディソン校を卒業後、アルゼンチンの“ブエノスアイレス・ヘラルド”でプロのカメラマンとして仕事を始めた。現在では“ニューヨーク・タイムズ”、“ナショナルジオグラフィック”、“ニューヨーク・タイムズ・マガジン”などに定期的に写真が掲載されている。2000年にタリバン政権下のアフガニスタンを訪れて以来、イラク、リビア、レバノン、南スーダン、コンゴなどの紛争地の取材をしており、マッカーサー・フェローシップやピュリッツァー賞を含む数々の賞を受賞している

堀川志野舞[ホリカワシノブ]
横浜市立大学国際文化学部卒。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

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100名山

4
1973年生まれのイタリア系アメリカ人女性カメラマンの自伝です。バイセクシャルの父親とそれを知らずに結婚した母親のもとに生まれた三女が所謂戦場カメラマンとして生長して行く様がその時々の感情で素直に書かれています。これを読んでも戦場カメラマンの衝動はやはり理解できませんが、掲載されている写真はどれも素晴らしいものです。2019/11/22

くろねこ

2
後半は引き込まれました。興味深い分野でしたら、翻訳が分かりにくく、??の箇所が複数ありました。残念。2017/11/02

きっち

1
戦場フォトジャーナリストが命をかけてまで届けたいことから私たちは目を逸らしてはいけない。人はどうしてここまで残忍になれるのか。2022/05/03

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