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土方歳三〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 358p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784041019849
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

新選組の副長として恐るべき統率力を発揮した歳三だったが、新選組はやがて新時代の大きなうねりに飲み込まれていく。かつての仲間との別れ、戦いに次ぐ戦い、壮絶な最期。土方歳三の生き様を見事に書ききった下巻。

内容説明

幕末の激動を駆け抜けた男の生き様を描いた歴史大作、死闘編!池田屋事件によって一躍その名を馳せた新選組。土方歳三は副長として恐るべき統率力を発揮するが、組織のあり方をめぐって内部対立が生じはじめていた。いっぽう、倒幕派の勢いはますます激しさを増し、鳥羽・伏見の戦いで幕府軍が新政府軍に敗北を喫したことをきっかけに情勢はさらに傾いていく。かつての仲間との別れが次々と訪れるなか、ときに傷つき涙しながらもただひたすらに戦い続ける歳三。新政府軍に追われ、蝦夷地へと至った歳三は「常勝将軍」と言われるほどの活躍を見せる。だが、戦況は悪化の一途をたどり、ついに新政府軍による総攻撃の日を迎える。熱い思いを胸に、前だけを向いて生きた男が最期に見た景色とは―!新選組副長時代から箱館戦争での壮絶な最期まで、土方歳三の真の姿に魂震える下巻。

著者等紹介

富樫倫太郎[トガシリンタロウ]
1961年、北海道生まれ。98年に『修羅の跫』(2003年、『地獄の佳き日』と改題)で第4回歴史群像大賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

96
土方歳三(下)最後まで新選組副長土方歳三としてこだわり続けた生き様に感銘を受けますね。ちょうど今年土方歳三終焉の地を訪れることが出来良かったです。2018/10/25

優希

79
油小路の変から函館戦争までが描かれています。新選組の衰退ではありますが、ここからが土方の真骨頂といったところでしょうか。激しい時代において自分を曲げなかった土方はやっぱり格好良かったです。新選組から旧幕府軍へと身を置く場は変わっても、組織を率いる力は流石でした。試衛館の頃からの仲間との別れの辛さを味わいながらも戦い続ける土方は最後まで本当の侍だったと言えるでしょう。新選組黄金期に比べると重いし切なかったです。総司たちとあの世でも新選組をやろうと言う最期に涙が出そうになりました。2015/07/20

Die-Go

67
致し方ないのかも知れないが、土方歳三を描こうとすると司馬遼太郎の『燃えよ剣』を引き合いに出さざるを得ない。そこから鑑みて『燃えよ剣』を芳醇で切れのある日本酒とすると、本作はその日本酒を水で薄めた感じになってしまう。軽いノリが目立ち、それがいいと言う向きもあられるかとは思うが、自分には合わなかった。★★☆☆☆2017/06/30

starbro

66
上下巻約700P一気読みしました。今回の「土方歳三」はハードボイルド&ラヴ・ストーリーでした。ぶれない漢(おとこ)、土方歳三が存在したからこそ新撰組が活躍できたんだと思います。しかし日本人は滅びの美学的な物語が好きですね!新政府軍を主人公とした作品があまり書かれないのも良く解ります。2015/07/07

ベロ

36
★★★★☆ 上巻に続いて楽しめた。史実を知っているのに変わってほしいと願う自分がいた。2018/05/21

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