内容説明
かつて実戦空手の最高峰「無双塾」で腕を磨いた藤堂忠之は会社をリストラされ、先輩の空手道場「闘心館」を預かることに。経営危機に瀕する道場の再建を目指して活動を始めるが、お人好しな性格が災いし、様々なトラブルが持ち込まれる。押しの強い小太り中年入門者、腕は立つが喧嘩っ早い指導員、一発逆転を期すプロレスラー。個性的な格闘家たちが繰り広げる色彩豊かな日々を、躍動感あふれるアクションで描いた青春小説!!
著者等紹介
永瀬隼介[ナガセシュンスケ]
鹿児島県生まれ。大学卒業後、メーカー勤務を経て、週刊誌記者に。91年にフリーとなり、事件ノンフィクションを中心に活躍。2000年、長編小説『サイレント・ボーダー』を永瀬隼介のペンネームで発表し、小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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りー
23
弱そうに見える主人公が実は結構腕の立つ空手家という、ありがちながら読んでいて爽快な青春小説。28歳を青春と読んで良いならば、だけれど。こういう純粋なエンタメ小説は久しぶりに読んだ。圧倒的なリーダビリティで息抜きにちょうど良い。本作に登場する流派のモデルは言わずもがなの極真空手なのだけれど、最近はマンガも小説もあれなの?バレリーナを戦わせるのが流行なの?最強の空手家大山倍達は確かに「バレリーナと喧嘩はするな」と言ったけども、それはあくまでポテンシャルの話であって、実戦でいきなり強くはないから気をつけろ!2014/08/31
六花
9
先輩・神野の道場を預かるリストラされて間もない藤堂。後輩の健三と共に貧乏道場を再建しようとするが、藤堂がお人好しの為トラブルに巻き込まれがち…。しかもいいように利用されてるからストレスが溜まった。藤堂は空手は強いんだけど、メンタル激弱だもんなぁ。青春小説とあったけど、藤堂はもう28歳。援交親父やヤクザも出てくるし、青春とはほど遠い。でも最後で男同士の友情っていいなと思わされた。この部分が青春なのかな?しかし男同士の友情って分かりにくいなぁ(;´・Д・)2017/07/13
だいゆー
6
お人好し&優柔不断な主人公が空手道場を任されて右往左往…(^^;2014/08/30
terukravitz
3
図書館本★★★☆☆2018/12/12
みやこ
2
このシリーズのファンになりそう2017/02/18