内容説明
かつて実戦空手の最高峰「無双塾」で鍛練に励んだ藤堂忠之。先輩から預かった貧乏道場の再建を目指すものの、お人好しな性格も相まって、いつもトラブルの矢面に立たされることに。暴力団に追われる空手家、武力行使も辞さない自警団のリーダー、素性を偽る女子高生。一筋縄ではいかない入門希望者たちを相手に、藤堂の奮闘が再びはじまる!鮮やかなアクションシーンで描かれる、笑って泣ける青春格闘小説第2弾!!
著者等紹介
永瀬隼介[ナガセシュンスケ]
鹿児島県生まれ。大学卒業後、メーカー勤務を経て、週刊誌記者に。91年にフリーとなり、事件ノンフィクションを中心に活躍。2000年、長編小説『サイレント・ボーダー』を永瀬隼介のペンネームで発表し、小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Masaaki Kaneda
11
道場が面白かったので2も期待したのですが期待値高過ぎたかな…2017/05/20
六花
10
先輩の神野から本格的に道場を任された藤堂。道場生も確実に増えていって頑張ってる藤堂だけど、前作よりヘタレっぷりが上がっている…!成長せんかい君!(´・Д・)」 「無双塾」のやっかいな先輩や、恋人・悠子の心中事件の真相。お人好しの藤堂は、またまたいいように利用されてる。しかも頑張りが全く報われてない。だんだん可哀想になってきて、藤堂の良い所を探そうとしてる自分がいたよ…(;-ω-)a゙ 美味しいとこ健三やトミーに全部奪われてたけど、最後には報われたね!良かった、良かった♪(*^▽^*)2017/07/15
ken_sakura
6
面白かった。ずっと文庫になるのを待っていた本。文春からの単行本が角川で文庫化、1も移籍。ありがとう角川文庫!タイトルが「わたしが愛した愚か者」から「傷だらけの拳」・・・改悪のように思うが、気にしない。珍しい空手(道場)小説。1よりコミカルでエンタメ度が高かった。富永さんは熱かった。悠子さんのパートは待ってました。キャラがこなれてきた健三のパートを次作でお願いします。主人公であるはずの藤堂のカッコイイパートを次作でお願いします。次作を早くお願いします。ポリスマンも面白かった。プロレス小説もまたお願いします。2015/01/30
terukravitz
5
図書館本★★☆☆☆2018/12/13
小まる
4
Dojoから本の題名が変わってましたね。藤堂、相変わらず内面は繊細でコンプレックスだらけでなんでも押しつけられて悩み多き毎日を送ってられましたね。トミー、健三のキャラクターがますます際立って来てました。このままシリーズとして続いていって欲しいなぁ。2018/01/28