角川文庫<br> 国策捜査―暴走する特捜検察と餌食にされた人たち (増補版)

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角川文庫
国策捜査―暴走する特捜検察と餌食にされた人たち (増補版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041010815
  • NDC分類 327.13
  • Cコード C0195

出版社内容情報

特捜検察の闇を撃つ!「国策捜査」とは、特捜検察が政治や世論に後押しされて突き進んだ歪んだ捜査である。被疑者は特捜検察の筋書き通りの事件の犯人にされ、それをマスコミが煽ることが多い。犠牲となった人々の証言を聞く。

青木 理[アオキ オサム]
著・文・その他

内容説明

「国策捜査」とは、特捜検察が政治や世論に背を押されるかのように突き進む、歪んだ捜査の一形態である。「秋霜烈日」のバッジを胸にし、巨悪を摘発する「最強の捜査機関」ともてはやされてきた特捜検察は、なぜ暴走し、冤罪や不祥事を続発させるようになったのか。その捜査の標的となった14人の証言をもとに、気鋭のジャーナリストが現在の日本の刑事司法システムの暗部と、それを報道するメディアの問題に鋭く斬り込んでいく話題作!

目次

村上正邦―罵詈雑言と恫喝で虚偽自白を強要した特捜部副部長
三井環―裏ガネ告発の口封じを狙った薄汚き検察の「庁益捜査」
鈴木宗男―世論に煽られて突き進んだ「筋書きありき」の暴走捜査
村岡兼造―巨大な闇に蓋をした日歯連事件捜査の不公正(1)
上杉光弘―巨大な闇に蓋をした日歯連事件捜査の不公正(2)
尾崎光郎―特捜部とつるんで事件を歪めたヤメ検弁護士
佐藤栄佐久―「もの言う知事」を抹殺し国を誤らせた強引捜査
安田好弘―反骨の弁護士に襲いかかった警察・検察捜査の虚構
田中森一―「闇社会の守護神」が明かす特捜検察の歪んだ実像
西山太吉―検察が主導して隠蔽に走った国家の犯罪
中山信一―事実無根の虚偽事件を捏造した警察・検察の犯罪
細野祐二―50回もの「テスト」で証人を洗脳した特捜検察
緒方重威―組織防衛に走る法務・検察の餌食とされた大物ヤメ検
佐藤優―真面目な検事の「正義」が暴走する国策捜査
秋山賢三―「再審請負人」が明かす刑事司法劣化の実相
刑事司法のどこに問題があるのか―一四人の訴えから見えてきた病巣

著者等紹介

青木理[アオキオサム]
1966年、長野県生まれ。フリージャーナリスト、ノンフィクションライター。共同通信社で警視庁公安担当やソウル特派員などを歴任し、2006年に独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ikuto Nagura

4
司法制度の問題について、本書に目新しい視点は出てこない。解決策は数十年前から分かってるんだ。勾留請求の司法による厳しいチェック。代用監獄廃止。取調べ全面可視化。警察と検察が集めた証拠の全開示。法と良心のみに従った判決。「浅薄皮相なナショナリズムがもてはやされ、国家への帰属を強要する声が勢いを増す一方、自己責任というフレーズが大手を振る奇妙な世相。治安を声高に訴える為政者が支持を集め、刑事事件では被告人への厳罰を求めるムードが強まり、メディアの単層的な一極集中報道もこれを後押しする」改革を拒むのは私たちだ…2015/02/05

Hideki Ando

3
裁判官も司法修習で取り調べは少しだけやっているはずだが、あまりチェックは働いていないという。確かに、否認していると保釈はしたくないのだろう。保釈して逃げた場合、あるいは保釈中に新たな犯罪を起こした場合の裁判所に対する非難のほうが冤罪よりもリスクが高いということだろう。裁判所も世論を気にしている。2015/05/08

mochizo

3
検察の暴走は一体誰が止められるのでしょうか?時の政府に対して意を反する人がいれば検察を使って、完全に犯罪者にする日本政治ってちょっと怖い気がします。この本で指摘があるように有罪率99%は北朝鮮並みの政策かも知りません。検察ってそんなに優秀な人材なの? 今一度考えるべきことかもしれません。2015/02/01

さとむ

3
暴走する検察。それにブレーキをかけるどころか加勢する裁判所。それも、地裁→高裁→最高裁と3つもの関所があるのに。私心&組織ぐるみでは、どうしようもないよ。でもなあ、やっぱり悪の根源は政治家だと思う。自分に捜査の手が及べば圧力をかける。気にくわない邪魔者がいれば捜査機関を利用して抹殺する…。税金つかっての「ごっこ遊び」はもういい加減にしたらどうか。世のため人のため、でお願いしたい。2013/12/23

うたまる

2
「日本の司法を考える会」のワークショップにおける討議の記録。15名のゲストはみな検察のターゲットになった方々で、被疑者の視点で司法の問題を語る趣向。うん、検察に問題があるのは知ってる。裁判所もね。でも、こういうやり方は本当に有効だろうか。単なる欠席裁判だよね?検察に怨みのある人は当然不満を述べるが、その証言の裏付けは一切ない。「結論ありきだ」と検察を批難しつつ、同じことをしているのだ。それにゲストの筋も悪い。いくら敵の敵は味方でも不適格者が多くないか。彼らは確かに無罪だと思う。しかし無実ではないとも思う。2017/12/08

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