• ポイントキャンペーン

角川文庫
猫のはなし―恋猫うかれ猫はらみ猫

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 276p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784041009154
  • NDC分類 918.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

猫の魔力に永遠の虜になる小説家、詩人、児童作家など様々な人達が、猫の魅力を描く。いつも自分に寄り添ってくれた愛猫や、十二支の中になぜ猫がいないのかなど、語り口も様々。浅田次郎、北原白秋、豊島與志雄、坪田譲治ほか。

浅田 次郎[アサダ ジロウ]
編集

日本ペンクラブ[ニホンペンクラブ]
編集

内容説明

辛いときにいつも自分に寄りそってくれた愛猫が、いつの間にか姿を消してしまう…胸に響く浅田次郎の「たみこ」をはじめ、翻訳家・豊島與志雄が十二支の中に、なぜ猫がいないのかを童話的に描いた「山猫ルル」、画家・有島生馬の猫と暮らした日々を綴った随筆「猫」など、小説家、詩人、児童文学作家、落語家、随筆家、画家、民俗学者までが、猫の魅力を語り尽くす。ここでしか読めない短編を30篇以上収録した幻の一冊。

目次

たみこ(浅田次郎)
ポスト(浅田次郎)
キャラとトモコ(浅田次郎)
紺屋のおろく(北原白秋)
猫(鈴木文史朗)
よちよち小猫(松田いせ路)
猫(串田孫一)
山猫ルル(豊島與志雄)
猫のアパート(阿部真之助)
川舟の母と子(酒井朝彦)〔ほか〕

この商品が入っている本棚

1 ~ 2件/全2件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ケイ

101
テーマは猫で浅田次郎が選んだ短編。よく知らない作家さんの、ツウな話も多く、かわいい猫の話を期待すると少し違う。味わい深い話も多いが、やはり私は浅田氏自身の書いた三編が、どれもわずか1ページだが、心に染み入ってくる。ネコの名前がタイトルになっているのもいい。失ったものへの愛や、ネコに対する思いやりが深く感じられる。最後のネコ辞典も、なかなか読みごたえがあった。2015/06/20

KAZOO

98
猫に関する短篇集です。すべて日本人作家で、小林一茶、北原白秋から編者の浅田次郎さんまで様々な猫に関する話です。ネコ好きにとってはたまらない本だと思います。私は犬派ですが猫も嫌いではないので読んでいて、くすっと笑わせるものやジーンとくるものなどあって楽しめました。2015/07/26

ちょろんこ*勉強のため休止中

76
うちの猫は私が帰宅すると。いつも玄関で三つ指をついて待っている(=ΦエΦ=)だから私は猫が大好き(#^.^#)この本はさすがの浅田次郎さんセレクトだなあ。あまり知られていない古いエッセイや小林一茶の俳句、落語まで収められたヒットな一冊だった(^^♪中でもアナーキスト古田大次郎のはよかった!強盗殺人で死刑になった人らしいが、クロを思う静謐で美しく温かい文章には胸を打たれた。ふいに涙がこぼれた。この人の手記は大ベストセラーになったらしい。私も全部読んでみたい。猫は本当に物語性のある生き物だなあ( ^∀^)2014/01/08

ぶんこ

60
表紙のイメージとは少し離れていると感じました。 薄い文庫ですが、読みでがあり、また1編1ぺんに味わいがあって読み飛ばす事ができませんでした。 エッセイだけではなく、小説、句、落語等々猫にまつわる数々。 特に好きになったのが酒井朝彦さんの「川舟の母と子」でした。 私も川舟生活に憧れを持っていた中学生時代を思い出しました。学校の窓から生活感漂う川舟を見るのが楽しみでした。 この親子の言葉使いの美しい事にも感嘆しました。 面白かったのが石田孫次郎さんの「猫辞典」。ただ目一杯詰め込んでいるので、やや読み辛いです。2015/03/08

sin

56
余談ではあるが、食卓は一汁一菜が良い、小鉢などでおかずが幾皿も並ぶのは気が散って苦手だ。この本におさめられた随筆は例えればその小鉢に盛られたおかずである。それぞれ興味をそそられるが食い足りない。随筆は切り出し易いが安易に取り分けて読ませるものではないような気がした。2018/04/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7733074
  • ご注意事項