出版社内容情報
何億もの値がつくと言われる、幻のシェイクスピア作品を追え!
「ハムレット」を稽古中の舞台監督ケイトの元に三年前に決別した恩師でシェイクスピア学者のロズが訪れる。重要な発見をしたから、ケイトの助けを借りたいという。しかしその晩ロズは死体となって発見された……。
内容説明
『ハムレット』稽古中の舞台監督ケイトのもとに、恩師であるロズが現れる。重要なものを見つけたのでケイトの力が必要だと小さな箱を託していったロズだったが、その夜死体で発見される。箱の中には、シェイクスピア戯曲集の初版本についてのメモが入っていた。オークションに出せば何億もの値がつくといわれる世界で最も貴重な書物をめぐり、今、時を超えた争奪戦が始まる。謎とトリビア満載、エンターテインメント巨編。
著者等紹介
キャレル,ジェニファー・リー[キャレル,ジェニファーリー][Carrell,Jennifer Lee]
1962年アメリカ生まれ。ハーヴァード大学で英米文学の博士号を取得、オックスフォード大学、スタンフォード大学にも学び英米文学の学位を取得。ハイペリオン・シアター・カンパニーではシェイクスピア劇の演出を手がけた
布施由紀子[フセユキコ]
大阪外国語大学英語学科卒業。文芸翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
チューダー
2
永らく途中で放り出していたけど、再開。読みかけの場所からだったのでストーリーうろ覚え…。幻の戯曲にシェイクスピア別人説、興味津々な内容なのでドキドキ。でもちょっと表現が遠回しだったり、謎かけだらけで理解しにくい。。2014/06/06
うたまる
1
「あのねパールさん、シェイクスピアはただの芸術じゃないの。宗教なのよ」……殺人犯に追われながらシェイクスピアの謎を解いていくというダヴィンチコードもどき本。そりゃ二番煎じです。ミステリーパートの追いかけっこももちろん面倒臭いです。それでもこれが中々面白いんだわ。どうやら写楽と同じでシェイクスピアも正体がはっきりしないらしい。別人説、共作説、複数説が入り乱れ、その上に失われた幻の戯曲の存在。これまでのところ協力者は皆疑わしく、今後は波乱含みの模様。映画化を狙ってんだろうなー、と邪推しつつ、いざ下巻へ。2017/02/19
mimi_chataro
1
謎の言葉と品物を残し、恩師が火事となった劇場で他殺体で発見される。そこから事件の鍵を探しイギリスからアメリカ、またイギリスと移動しながらも、何度も命を狙われる。襲撃者の意図と、謎を追って下巻へ。2012/05/23
matsu0310
0
☆☆2012/03/01