角川新書<br> 成功する里山ビジネス―ダウンシフトという選択

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角川新書
成功する里山ビジネス―ダウンシフトという選択

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784040821511
  • NDC分類 601.1
  • Cコード C0236

出版社内容情報

地方創生の課題と未来。新しい時代の生き方と働き方がここにある!

内容説明

現代は下り坂の時代。モノ消費からコト消費へ。投網漁型から一本釣り型へ。中央集権型から地方密着型へ。時代の変化とともに独自のスタイルで歩み始めた人々の、暮らし、仕事、想い。次の時代の生き方がここにある。

目次

第1章 地域資源を経済化する―小布施町と葛飾北斎と一人出版社
第2章 課題あるところにビジネスが生まれる―課題先進国の文化戦略・平田オリザの下山的生き方
第3章 移住という選択~価値をずらす、再発見する―移住者が新しい価値を創出する新潟県岩室温泉
第4章 みみずの視点の町おこし~複業、継業、プチ起業―地中を深く掘り返す「みみず」。仕事を掛け持ち、継ぎ、起こす
第5章 懐かしい未来を先取りした町―瀬戸内国際芸術祭と小豆島。町の高齢者が変わった
第6章 積極的下層市民の誕生―経済よりも子育て、生き甲斐、誇りを優先する人々
第7章 辺境からの革命~地方から中央へのイノベーション―島根県隠岐郡海士町に集まる人材、若さ、エネルギー

著者等紹介

神山典士[コウヤマノリオ]
1960年埼玉県入間市生まれ。信州大学人文学部卒業。96年『ライオンの夢―コンデ・コマ=前田光世伝』にて第3回小学館ノンフィクション大賞優秀賞受賞。14年「佐村河内守事件」報道により、第45回大宅壮一ノンフィクション賞(雑誌部門)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

19
これからの時代の在り方、生き方を考える1冊。小布施は何度か訪れたことがあるので、とても身近に感じたし、少しは知っていたので、さらに納得感が高まった。他の事例もしかり。よくあるハードからの考え方ではなく、いかにして、そこにあるもの、つまりソフト面から考えるかということ。場合によっては、外部の力(移住者)であったり、違う世代であったり、違う視点を入れることが一つ。なんでもそうだが、常日ごろ接している人達の中からは、違う視点を得ることは難しい。まずは、外を見て、振り返り受け入れることからかと思う。2018/01/20

大先生

12
地方でイキイキと活躍する人々を紹介する本です。人口増加期(過去)と人口減少期(現在以降)を部員100人の野球部と部員9人の野球部に喩えて説明する箇所が秀逸ですね。前者ではポジションに特化したスキルを磨き競争しないと試合に出れない。後者では一人でも欠けると試合にならないので相互に補い合うしかないと。本書を読むとGDPにはカウントされない豊かさの存在に気づけます。田舎暮らしに憧れますが、どう生計をたてるかが難しい。憧れだけでは生きていけません。「道徳なき経済は罪であり、経済なき道徳は寝言である」by二宮尊徳2022/09/08

まっちゃん

3
これが最先端の生き方なのかなと思いました。来年から米作りしたいですね2020/11/07

黒とかげ

2
なるほど。興味深いが、どれもこれも雇用を生む産業ではないんだよなぁ。地方に住む人間が全て才能があるわけでもなし。むしろ才能のない人間は都会に住んだ方がいいに決まっている。2020/09/02

イカカイガカ

2
本書に繰り返し出てくる「下山の時代」という言葉。人口減少、それに伴う経済の縮小。否応なく、今の日本はそういう時代を生きている、と。そんな時代だからこその生き方、町や村の活かし方があると説いている。これまでの時代は、経済も会社も成長していく事が前提だった。そういう世界で戦い続ける事と、この本に書いてあるような道を進もうとする事、個人個人で選べる事が大事なんだと思った。個人的には、手塚貴子さんの『稲花-ineca-食べる通信from新潟』の活動、都郷なびさんの津屋崎での「紡ぎ屋」の活動が特に興味深かった。2019/12/10

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