出版社内容情報
宗教、経済、資源……世界は大きな転換期を迎えている。深まる混沌と対立。解決の糸口を見いだせるのか?戦後70年、阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件から20年の節目に、21世紀のあるべき世界の姿を考える。
内容説明
宗教、経済、資源…世界は大きな転換期を迎えている。深まる混沌と対立。解決の糸口を見いだせるのか?戦後70年、阪神・淡路大震災、地下鉄サリン事件から20年の節目に、21世紀のあるべき世界の姿を考える。
目次
プロローグ 大転換期を迎えた世界
第1章 大国アメリカの野望と世界への責任
第2章 ヨーロッパ、衝突の現場から
第3章 イスラムの台頭―文明の衝突は避けられないのか?
第4章 人類共通の問題に立ち向かえるのか?
第5章 戦後70年を迎える東アジアの未来志向
第6章 突き進む安倍政権が目指すもの
エピローグ 21世紀の世界のつくり方
著者等紹介
池上彰[イケガミアキラ]
ジャーナリスト、東京工業大学教授。1950年、長野県生まれ。慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。1994年から11年間、「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年よりフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mitei
263
毎度毎度よく国際情勢について語れるのがすごいなと思う。さて首相談話はどうなるのやら。2015/08/01
takaC
102
どうも池上氏の本は時間差読みすることが多いのだけど今回珍しくリアルタイムに読んでみたらより楽しめた。なんとなく斎藤整のタテとかヨコ読み世界史を彷彿させるかも。2015/09/15
再び読書
68
2015年の著書、まだトランプは登場しない。誰もが予測出来なかった事態と再認識します。イスラム国ISが、ソ連のアフガン侵攻の産出物だと知り、大国に対する怒りを感じる。未だアルカイダ分派が、暗躍している事に平和ボケしている日本の大多数は危機を感じ得ていない。オバマの求心力の低下も解説されていて興味深いです。改めて1000兆円を越える赤字国債の先延ばしに憤りを感じる。早く健全な財政を構築して欲しい。また、歴史認識についても、特に韓国、中国に関する事実文書経緯を国際的な公の場で説明する責任が国にはあるのでは?2017/12/14
みゃーこ
58
「知らないと恥をかく」というタイトルを通り越している。今回は多分最高傑作。もちろん知らない情報が多すぎる私の側の問題もあるのだがとにかくものすごく面白い。まだ読了していないのだが、途中経過として何度かアップしておこうと思う。アメリカの歴史や考え方が透かして見える、情報の中から分析が生まれてくること。情報とはとりもなおさず歴史背景のことだ。この作品は縦に歴史横軸に世界と縦横無尽に情報が散りばめられているのにどうしてこんなわかりやすく面白く興奮させる書き方とわかりやすい文法で解説できるんだろ。今作は神作。2015/06/27
佐島楓
55
時事問題の確認に。混迷を深めていく世界情勢。個人的な願望だが、いつも問題意識を持つことと、相応の思いやりを抱ける人間でありたい。2015/06/23