• ポイントキャンペーン

角川EPUB選書
群衆の智慧

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 336p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784040800110
  • NDC分類 361.44
  • Cコード C0098

内容説明

あなたの世界を大きく変える1冊だ。本当に驚くような内容で、私がここ数年読んだビジネス書の中でも最も素晴らしいものだった―。あのマルコム・グラッドウェルも絶賛!多様な集団が到達する結論は、一人の専門家の意見よりもつねに優るという説を提示し、ウェブ時代の新しいパラダイムを予見した。今も多くの識者に引用・推薦される、社会人必読の話題の教科書『「みんなの意見」は案外正しい』が新装再刊!

目次

第1部(群衆の智慧;違いから生まれる違い―8の字ダンス、ピッグズ湾事件、多様性;ひと真似は近道―模倣、情報の流れ、独立性;ばらばらの欠片を一つに集める―CIA、リナックス、分散性;シャル・ウィ・ダンス?―複雑な世の中でコーディネーションをする;社会は確かに存在している―税金、チップ、テレビ、信頼)
第2部(渋滞―調整が失敗したとき;科学―協力、競争、名声;委員会、陪審、チーム―コロンビア号の惨事と小さなチームの動かし方;企業―新しいボスって、どうよ?;市場―美人投票、ボウリング場、株価;民主主義―公益という夢)

著者等紹介

スロウィッキー,ジェームズ[スロウィッキー,ジェームズ] [Surowiecki,James]
「ニューヨーカー」金融ページの人気ビジネスコラムニスト。「ニューヨーク・タイムズ」「ウォールストリート・ジャーナル」「アートフォーラム」「ワイアード」など各紙誌で幅広く活躍している

小高尚子[オダカナオコ]
東京都生まれ。東京大学大学院修士課程修了後、株式会社電通総研入社。現在ビーコンコミュニケーションズ株式会社勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徒花

272
多くの人が集まって判断を下すと、実は意外と大勢の人にとって望ましい結果が生まれることが多い、ということを説明している本。ただし、どんな人間もいいからとにかくたくさん集まればいいわけではなく、集団の中で個々の人間があまりほかの人間の意思を気にしすぎず、自主性を保って最善の方法を模索することなどが求められる。後半になると渋滞、科学、企業、市場など、社会で「群衆」が小さからぬ影響を及ぼす事例について説明されているが、結論がちょっと曖昧で、何を伝えようとしているのかがわかりにくいのはイマイチな部分。2017/08/06

TMHR ODR

3
★×3。昔から、少数の専門家よりも無数のど素人の方が正しい判断をするんじゃないかな?と思っていたので、我が意を得たり!な内容だった。しかし、無数のど素人が正しい判断ができる前提ってのが、企業活動や実生活で活かすには難しい。取り上げるエピソードが経済学〜心理学〜政治学と幅広くて面白い。2016/05/24

まころん

2
おもろい! 人間は集団として(は)賢くなるようにプログラミングされているとしか思えない という言葉に説得力を感じる ファインマンがO-ringの不具合を突き止めるより前に株式市場(で取引する人たち)はどの会社に責任がありそうか知っていたというのがすごい2018/03/05

スプリント

2
一人の専門家の意見よりも多様な集団が到達する結論の方が常に優れているということを様々な事例や実証事件をとりあげて説明しています。確かに頷ける部分がありなるほどと思うのですがその反面、反対の事例も多いのでは?とも考えてしまいます。深く洞察をさせてくれる本です。2014/11/29

やすかりし

1
突出した1人の知性よりも、平凡な多の集合知のほうが優る。ただし、必要な条件を満たしさえすれば。ということで、サラリーマンとしては第2章、第10章などがすごく刺激的だったし、コロナ禍のいま第8章の科学の話も非常に腑に落ちたが、何といっても最終章の民主主義がよかった。「民主主義の経験は、敗北を受け入れる経験である。」という視点は持ったことがなかった。こんな情勢だからこそ、何の破壊や略奪もなく敗北を受け入れられる民主主義の、かたじけなさになみだこぼるる。2022/02/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8322731
  • ご注意事項