偕成社文庫<br> 遠い野ばらの村―童話集

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偕成社文庫
遠い野ばらの村―童話集

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  • サイズ B6判/ページ数 225p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784036527106
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

内容説明

表題作「遠い野ばらの村」をはじめ、9編のふしぎな短編。現実と異世界の見えない仕切りをまたいでしまった主人公たちの物語です。野間児童文芸賞受賞作。「初雪のふる日」は教科書掲載作品です。

著者等紹介

安房直子[アワナオコ]
1943年、東京に生まれる。日本女子大学国文科卒業。在学中より山室静氏に師事、「目白児童文学」「海賊」を中心に、かずかずの美しい物語を発表。「さんしょっこ」(第3回日本児童文学者協会新人賞)、『北風のわすれたハンカチ』(第19回サンケイ児童出版文化賞推薦)、『風の木の歌』(第22回小学館文学賞)、『遠い野ばらの村』(第20回野間児童文芸賞)、『山の童話風のローラースケート』(第3回新美南吉児童文学賞)、『花豆の煮えるまで―小夜の物語』(赤い鳥文学賞特別賞)等、受賞作多数。1993年、永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

150
この道はいつか来た道、ああそうだよ、野ばらに溜まった朝露をお母さまと集め歩いたあの頃初夏のにおいがなぜか懐かしくて辿ってしまう、あの日に続いているような気がして。あの丘はいつか見た丘、ああそうだよ、うさぎと一緒に雪降らせたあの日春よもぎ摘みとりたいお餅に混ぜようとわらったね。あの雲もいつか見た雲、ああそうだよ、光る百合辿って知らない道に出たあの夕暮れ灯る家のあかりさびしくて家路を急いだあの頃。この道はいつか来た道、ああそうだよ、辿って家に帰ろう今はわたしがお米を炊く夕餉。2020/05/02

はる

63
日常のすぐ隣にある不思議な世界。優しく美しく、少し怖い安房さんの世界。表題作「遠い野ばらの村」は、孤独なおばあさんの物語。居もしない孫のことをいつも近所に言いふらしているおばあさん。でもある日、本当に孫娘が訪ねてきて…。ほのぼの優しい大好きな物語。いもとようこさんに絵本にしてほしいな。2020/05/08

ちえ

45
12月後半重めの本は手に取れず、さりとて絵本でもなく積んであった安房直子童話集2冊を手に取る。一編一編ゆっくりと。優しく不思議で少し怖くてどこか寂しい。「初雪のふる日」「ひぐれのお客」「ふしぎなシャベル」「猫の結婚式」は既読。「海の館のひらめ」自分を信じる気持ちをくれる不思議なひらめ。「秘密の発電所」子供の頃に行ったことがあるような。「野の果ての国」これは怖い…。「エプロンをかけためんどり」人間が一番恐ろしい生き物かもしれない。こんなにたくさんの生き物に人格を見ていた作者の本に子供の頃に出合いたかった。2021/12/26

どぶねずみ

35
動物が繰り広げるメルヘンチックな童話集。ラジオ文芸館で『遠い野ばらの村』が朗読されてとても気に入ったから借りてみた。『遠い野ばらの村』以外のお気に入りは『海の幸館のひらめ』、『猫の結婚式』かな。どの作品も夢が膨らむ。イライラしている時に童話を読むと気持ちが落ち着くし、幼い子どもがいれば、しばらく話が合いそうなイメージだ。2017/11/26

リリー・ラッシュ

31
お気に入りさんのレビューに惹かれて。安房直子さんの紡がれる物語は私の心を幼い少女の頃に戻してくれるようで、不思議です。あの頃、こんなお話を読んだことはなかったのに…あの頃もしかして私は、こんなお話の世界に生きていたのでしょうか…。不思議だったり、怖いのに、懐かしさも感じ、結末が気になり読み進め、それぞれの最後に何だかホッとする素敵なお話ばかりでした。2020/05/16

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