出版社内容情報
リセットは、住人の多くが織物の仕事をしているオアハカ州の小さな町に住んでいます。なんでも手作りするのが好きな小学生です。
内容説明
メキシコ・オアハカ州の小さな町、テオティトラン・デル・バジェ。ほとんどの人が、織物にたずさわる仕事をしているこの町で、10才のリセットがくらしています。リセットは町の中心にある市場で毎朝お母さんのお手伝いをする小学生です。
著者等紹介
長倉洋海[ナガクラヒロミ]
1952年北海道釧路市生まれ。1980年よりフリーの写真家となる。世界の紛争地を訪れ、戦争の表層ではなく、そこに生きる人間の姿を捉えようとしてきた。『マスード―愛しの大地アフガン』で第12回土門拳賞、『サルバドル―救世主の国』で日本ジャーナリスト会議奨励賞、『ザビット一家、家を建てる』で講談社出版文化賞写真賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆみきーにゃ
71
先入観でメキシコは治安の悪いイメージがあったけど、この本に出てくる織物の街は活気に溢れており、先祖を大切にする風習が受け継がれみんな笑顔がキラキラ。やっぱり先入観は良くないね!2021/06/06
アキ
44
10歳のリセットは小さな町テオティトカン・デル・バジェで暮らしている。タペテーという織物で生計を立て、両親と姉・弟の5人家族。以前はロスで生活していた。普段はスペイン語で話すが、両親の使うサポテク語も少し話せる。メキシコは銀の生産が世界一。原油も輸出して資源が豊富。トランプ大統領になりペソが売られたが、国債の利上げで対応している。TTP11に参加し日本との関係も深い。主食はトルティーヤ。毎日タコスを食べている。メスティソが約60%、先住民が30%で宗教はカトリックが82%を占める。リセットの笑顔がまぶしい2019/05/06
hoguru
11
メキシコの方と出会ったので息子と読んでみた。メキシコは日本の5倍の大きさ。2018/04/07
猫
9
図書館本。いろんな国の子供たち(ともだち)の生活を覗いてみよう、なシリーズのメキシコ編。ほとんどの人が織物づくりに携わる町で暮らす10歳のリセット。手先が器用で、色のセンスもあるのは両親譲り。午前中は市場のお母さんの部屋でお手伝いをして、午後から学校へ。学校が午前と午後に分かれている話しは結構聞くけど、終わるのが6時というのは結構厳しい…。2018/08/22
ちい
6
メキシコの学校は午前と午後の学校があり、二つの学校が一つの校舎を使う。リセットの登校は午後1時半から。教員がストライキを起こすと授業がなくなり、その分をまとめて行うことも。2018/03/26