わたしの研究
どんぐりの穴のひみつ

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  • サイズ A5判/ページ数 142p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784036347308
  • NDC分類 K486
  • Cコード C8345

内容説明

どんぐりには、穴があいているものがあります。大きな穴や小さな穴、なかには入り口が、なにものかにふさがれている穴もあります。いったい、だれが、いつごろ、どんな目的で、これらの穴をあけたのでしょうか?九年前、著者の“なぞ解き”がはじまりました…。ひとつの穴の正体がわかると、また新しい“なぞ”が生まれ、とうとう、一三種類の穴から、一六種類もの虫たちが出現してきました。でも、“なぞ解き”は、まだまだつづきます。小学中級から。

目次

「どんぐり虫」との出会い
どんぐりの穴あけのひみつ、みつけた!
穴の数≠幼虫の数
どんぐりの穴の犯人をさがそう
魔法の部屋に守られて―シギゾウムシの幼虫は長生き
二種類のどんぐりの穴―シギゾウムシの産卵
小さなお母さんの大きな仕事―ハイイロチョッキリの産卵
そんなに食べて大丈夫?―ハイイロチョッキリは大食漢
とびだす蛹―ガのなかま
穴あけは他人にまかせて―寄生バチ
親子同居のマイホーム―キクイムシ
穴あけはできないけれど―虫こぶ
「どんぐりの穴」は、みんなちがう
「どんぐりの穴」からの贈りもの

著者等紹介

高柳芳恵[タカヤナギヨシエ]
1948年生まれ。自宅近くにある、私設ゆりがおか児童図書館でボランティアを始めて、20数年。現在は、公立図書館や小学校などでも、ストーリーテリングや絵本の読み聞かせなどをしている。また、自然観察会に参加したことがきっかけとなり、植物や昆虫の観察や、生態研究に打ち込むようになる。親子対象の草花あそびや自然観察会なども行っている。川崎市在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おはなし会 芽ぶっく 

10
教育出版国語 4年生 【平成27年度教科書掲載本 令和2年度教科書著者掲載本】 作者が8年間続けた調査や観察でわかったことをまとめています。シギゾウムシ・ハイイロチョッキり・寄生バチの仲間、蛾の仲間など、沢山の虫たちが穴を開けています。そして穴の1つ1つに使い道があることも!なるほど~。2015/06/19

まあやん

6
とてもおもしろかった。ドングリの穴からこんなにいろいろなことがわかるなんて。専門家ではないところがいいです。次々に出てくる疑問を粘り強い観察で解明していく。これは科学の基本でしょうね。子どもの本だけど十分大人も面白い。語りかけられているようでとても読みやすかった。著者に拍手です。2016/12/17

かげつ

2
もらったドングリから虫がポロポロ(゜ロ゜;ノ)ノあの小さい穴から、こんなに大きなイモムシ(?)がにょろにょろ出てくるとは。いったい何匹出てくるか興味が湧いて読んだのですが、結果……ギャー。そうなんですね。2014/10/31

いわさんたろう

2
著者の高栁さんは地道な実験を自宅で続けながらどんぐりの穴の秘密を解き明かしていきます。まるでファーブルのように。2009/12/24

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