内容説明
森に生えている木のなかには、幹に穴があいているものがあります。その穴は「樹洞」とよばれ、シジュウカラなどの鳥や、ムササビやモモンガなどの動物たちに、ねぐらや子育ての場所としてつかわれます。樹洞は、どのようにしてつくられ、どのようにつかわれていくのでしょうか。長い時間をかけて観察していくと、穴の変化していくようすや、樹洞の果たす大切な役割が見えてきました。小学中級から。
目次
1 いろいろな穴
2 シジュウカラの穴
3 ムササビの穴
4 フクロウの穴
5 キツツキの穴
6 穴をふさぐ木
著者等紹介
宮崎学[ミヤザキマナブ]
1949年、長野県に生まれる。精密機械会社勤務を経て、1972年、独学でプロ写真家として独立。『けもの道』『鷲と鷹』で動物写真の世界に新風を巻き起こす。現在、「自然と人間」をテーマに社会的視点に立った「自然界の報道写真家」として日本全国を舞台に活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おはなし会 芽ぶっく
11
森の木の中には幹に穴があいているものがあります。穴は『樹洞』と呼ばれ木の成長と共に大きくなります。森にすむ動物たちは自分の体の大きさに合う樹洞を探しそこで暮らしています。2018/10/03
メイロング
2
シジュウカラが使って、それをモモンガ・ムササビが使って、次にフクロウが使って、最後にクマが使う。そのサイクルおよそ1000年。森すげえや。自然すげえ。キツツキの開けた穴が閉じていく様子の定点観測も見どころ。シジュウカラのヒナと親を飲み込んだアオダイショウの恐怖も圧巻。すばらしい写真絵本シリーズ。おススメだ!2009/04/20