さいでっか見聞録

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  • サイズ B6判/ページ数 115p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784030033405
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0093

内容説明

月刊誌「クーヨン」に連載中から評判を呼んだ爆笑エッセイに書き下ろしエッセイが加わりおかしさおもしろさが大増幅。作家として母としての日常、小さいときの思い出などを語りながらも関西在住の作家ならではの一人二役でのぼけとつっこみコントがちりばめられています。

目次

童話作家の憂鬱
もの忘れの頃
満月の夜の秘密
絹の雨降る頃
愛犬談義
校庭の時計台
国語教育を憤る
再び、国語教育を憤る
贈りものの思い出
夢のはなし
宿題いまむかし
学問ノススメ
哀しき、シー・モンキー
雛の家
春の迷子
電話問答
道草の記
カラスの子
子育ての道のり
PTA役員事情
セミ釣り
夏に、サヨナラ
彼岸に寄せて
ポチのいた頃
温泉の怪談
受験電車

著者等紹介

富安陽子[トミヤスヨウコ]
1959年東京に生まれる。和光大学人文学部卒業。『クヌギ林のザワザワ荘』により日本児童文学者協会新人賞、小学館文学賞、「小さなスズナ姫」シリーズにより新美南吉児童文学賞、『空へつづく神話』により産経児童出版文化賞を受賞。『やまんば山のモッコたち』はIBBYオナーリスト2002文学作品に選ばれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よこたん

52
“遠い日々の記憶はいつも、まろやかで香ばしい。しかし、いま、わたしの前にあるこのありふれた毎日も、やがて思い出の瓶の底で時をかけ、香ばしい記憶となる日がやってくる。” エッセイ。しゃらしゃらと降りしきる6月の雨に滲んだように浮かび上がる祖母との思い出に、私も涙で頁が滲んだ。「絹の雨降る頃」がとても好みだった。そんなアホな、せやろせやろと、関西在住の作家さんらしいノリツッコミに、ニヤニヤしながら読む嬉しさ。冷蔵庫で液体化するキュウリ(笑) 2人の息子さんの宿題ネタ、うちでも同じようなことがあったと懐かしむ。2020/06/12

gtn

31
周りの人の物忘れの度合いが、やっと自分に追いついてきたと開き直る著者。しかし、他人の名前は極力覚えておいた方がいい。世渡りのテクニックとして。2020/07/06

秋製 

28
お薦められ本。エッセイ。初富安さん。 爆笑はなかったけど、面白かった!所々に「あるある!」が一杯だった。 この方の作品(児童書)も読んでみたいと思った。2013/12/05

モリー

24
私は富安陽子さんの作品の大ファンなのです。ですから、読友さんの読書記録の中に彼女のお書きになったエッセイを見つけ、いても立ってもいられず、図書館へ直行しました。ところが探していた本は所蔵されていない事が判明し、代わりに借りてきたのがこの本でした。雑誌クーヨンに寄稿されたエッセイを一冊にまとめたものだそうです。「天と地の方程式」や「菜の子先生がやってきた!」をはじめ、数々の児童文学の傑作を生み出し続ける彼女の一母親としての側面や、作家になったいきさつも知る事が出来ました。笑い過ぎに要注意のエッセイでした。2018/08/21

どあら

23
図書館で借りて読了。面白かったです(^^) 「電話問答」私にもあるあるなお話でして、ナンバーディスプレイ付きの電話を購入しました❢「PTA役員事情」役員のくじ引きって嫌ですよね〜。子育てをしていたら避けては通れない!仕方ない!と保育園、子供会、中学高校で主人と二人で何とか役員をやり遂げました。大変なこともありましたが、得たものも沢山ありましたよ。😊2020/03/22

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