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脳はなにげに不公平―パテカトルの万脳薬

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  • サイズ B6判/ページ数 217,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784023314948
  • NDC分類 491.371
  • Cコード C0095

出版社内容情報

【文学/日本文学評論随筆その他】目の前の人のマネをすると好感度が上がる、上流階級の人のほうがモラルが低い、手を握るだけで記憶力がアップする──そんな脳の不思議と科学の最新知見を、人気の脳研究者が軽妙かつやさしくつづった「週刊朝日」の連載が待望の書籍化。明日、誰かに話したくなる!!

目次

1 好運は伝染する(不平等な世界のほうが安定する;顔は性格を反映する ほか)
2 人類2・0(ゲームがもたらす良い効能;見ている夢を当てられる日も近い ほか)
3 脳の不思議な仕様(「嘘をつく能力」は脳の標準仕様;睡眠とは何なのか ほか)
4 「心」を考える(死んだら心はどうなるか;他人は痛みを感じているか ほか)

著者等紹介

池谷裕二[イケガヤユウジ]
1970年、静岡県生まれ。薬学博士、東京大学薬学部教授。神経の可塑性を研究することで、脳の健康や老化について探求している。2013年、日本学士院学術奨励賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かわうそ

32
★★★★★ 前から気になっていた性悪説か性善説だけど、「判断力の鈍い人に早く判断してください」と言うと寄付する率が高くなるというから人間は思考するほど悪になると言える。よって、人間の直感の部分は善であるのだから性善説であるとするのが妥当。見れることで脳の報酬系が活性化したということは人間は本性的に目立ちたがり屋であるのが分かる。昨今、大学デビューとか高校デビューという言葉が流行ってるけどこれって目立ってる人に対する嫉妬からなんだろうな。ほかにも羞恥心は人の心を読む能力から生まれるとか面白い話が満載だ2021/10/21

ちさと

27
週刊朝日の連載エッセイをまとめた科学本です。池谷先生の著書はどれも分かりやすく、そして論証としての参考文献がきちんと提示されているところが好きです(本書では136件)。いくつか参照しました。肉体限界に縛られた脳に秘められた潜在能力を引き出そうと、日々研究を重ねる脳科学者たち。研究結果はもちろんですが、探究心溢れる彼ら自身に興味が湧きます。2018/10/04

Matoka

21
週刊朝日に連載されたものをまとめたもの。それぞれの記事は興味深いけれど、なんせ短いので物足りなく感じたのが残念。2017/01/22

はと麦茶

19
面白かった!記憶力アップの方法とか、ドーピングは悪かとか興味あることばかり紹介されていた。何事もバランスが大事。2019/11/03

たんたんx

18
脳科学に限らず、科学全般の豆知識集といったところ。これまでの常識が覆るような実験結果が報告されて、人の本質が明らかになっていけば少々落胆してしまう時もあるが、目が覚めるような思いをする時もある。人が痛みから逃げずに我慢する姿は、「相手の痛みを我が身の痛みとして感じる共感」を他者に喚起させ、さらに「助けてあげたいという慈愛的な同情心」を誘導するという。その上「同情心」は脳に快感を感じさせるというのだから、良くできた互助システムだなあと思う。2017/04/11

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