生命の逆襲

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784023311954
  • NDC分類 460.4
  • Cコード C0095

出版社内容情報

 蝶の羽根の美しさに魅入られた昆虫少年の記憶から、驚きの分子生物学の最先端まで。平易な語り口で読者を生命の深遠へと導く。『遺伝子はダメなあなたを愛してる』に続く、AERA好評連載コラム「ドリトル先生の憂鬱」の書籍化第二弾。

内容説明

心は人間だけのものではない。赤道直下の密林で、住宅街の庭先で、人知れず繰り返されてきた偉大な営み。気鋭の生物学者が生命の驚きの深淵に迫る、AERA好評連載単行本化第2弾。

目次

第1章 昆虫少年のまなざし(大切なことはぜんぶ虫から教わった;図書館で「世界の蝶」を旅する ほか)
第2章 センス・オブ・ワンダー(この世界はわからないことに満ちている;モルフォ蝶の翅はなぜ青い? ほか)
第3章 ♀の優越♂の憂鬱(アダムはイブからつくられた;哀しきオスの存在理由 ほか)
第4章 生命の秩序と混沌(何としたたかなウーパールーパー;私たちが象に親愛の情を抱く理由 ほか)
第5章 ヒトという困った生物(300年後の金環日食、そのとき日本人は?;肝臓は飲んだあとに「締め」を欲する ほか)

著者等紹介

福岡伸一[フクオカシンイチ]
生物学者。1959年東京生まれ。京都大学卒。青山学院大学教授。サントリー学芸賞を受賞した『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)、『動的平衡』(木楽舎)など、「生命とは何か」をわかりやすく解説した著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

34
ショッキングな題名(カバーの絵もなかなかのもの)ですが、中身はAERAの連載コラムをまとめたもの。1本の中身が濃く、本当に福岡センセイの博識ぶりに圧倒されます。また、理系生物学の難解な話を文系にもわかりやすく「翻訳」して伝える技術で彼の右に出るものはいませんね。2019/09/27

Lee Dragon

26
相変わらずハカセの博覧強記ぶりには舌を巻く。 気になったことや新しく知ることが多くて、1ページ読むたびに数時間費やして調べ学習をしてしまうので読むのにかなり時間がかかったけど、また世界が広く、楽しくなった。感謝。2020/06/07

tetsu

24
★4 生物学者の福岡伸一が「AERA」に掲載したエッセイ集。 読みやすい文章ながら興味深い話題も多く、なかなか良い読書タイムをすごすことができた。 生物は基本的にメスだけでも繁殖できるので、メスは存在に理由はいらないが、オスは自分の存在を主張するためにあくせくする。 なるほど納得です。2015/09/08

yumiha

18
ぢつわ結構虫好き。今年は越冬蛹1頭(と数えるのだそ~な)春生まれ3頭のアゲハの羽化を見ることができた。ふ~ん、へぇ~っ。いろいろな生物の意外な生態を楽しませていただいた。「自然を相手にすると、結果が出ないことに対して寛容になれます」の言葉は、よろしおます。なんせ欲深人間は、こせこせしがちだから(私も含む)。それにしても、TVで福岡氏を拝見するたび、食いだおれ人形が浮かんでくるのは、私だけ?2016/07/10

16
福岡先生のエッセイ大好き。ネアンデルタール人と現生人類(つまりは私たち)は近縁種ではあるけども、セックスしても子どもはできないというところに驚いた。ウーパールーパーが足をちぎられても、再生できるのは、子どもに近いから。顕微鏡を発明したレーウェンフックのスケッチを描いたのは同時代同地域に住むフェルメールではないかという話は夢が膨らんで、大好き。(同著者の光の王国に詳しいです)iPS細胞を巡るこちらも疑惑の研究Mさんへの言及は昨今のアレコレを思い出して、切なくなった。一生懸命研究している他の方々が気の毒で…。2014/03/29

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