• ポイントキャンペーン

水の日本地図―水が映す人と自然 東京大学総括プロジェクト機構「水の知」(サントリー)総括寄付講座編

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 109p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784023311367
  • NDC分類 517
  • Cコード C0030

出版社内容情報

生命の源の半面、災害をも引き起こす水。東北大震災・福島原発事故以来、いっそう高まる日本人の水への関心に応える一冊。居住地によって違う水道料金、水のおいしさ、安全な水の供給、水力発電と消費地、水害常習地区など、全国各地を「水」をキーワードに分析する。東京大学の叡智を集めた「水の知」プロジェクトの集大成。

目次

1章 飲む水(水のおいしさ;水の汚れと安全性;飲み水を支えるインフラ)
2章 潤す水(暮らしで使う水;水資源)
3章 襲う水(水害の歴史;風土と治水)
補章 水の基本地図

著者等紹介

沖大幹[オキタイカン]
1964年東京生まれ、兵庫県西宮市育ち。1987年東京大学卒業。博士(工学)。気象予報士。現在、東京大学生産技術研究所教授、東京大学総括プロジェクト機構「水の知」(サントリー)総括寄付講座代表。専門は水文学(すいもんがく)。気候変動に関わる政府間パネル(IPCC)第5次報告書統括執筆責任者、国土審議会委員ほかを務める。生態学琵琶湖賞、日経地球環境技術賞、日本学士院学術奨励賞など表彰多数

村上道夫[ムラカミミチオ]
1978年東京生まれ。2001年東京大学卒業。博士(工学)。現在、東京大学総括プロジェクト機構「水の知」(サントリー)総括寄付講座特任講師。専門は水環境工学。クリタ水・環境科学研究優秀賞、日本水環境学会論文奨励賞、東京大学大学院工学系研究科長賞(研究)(博士)受賞

田中幸夫[タナカユキオ]
1979年横浜市生まれ、兵庫県川西市にて育つ。2002年東京大学卒業。博士(農学)。東京大学総括プロジェクト機構「水の知」(サントリー)総括寄付講座特任講師を経て、現在、国際協力機構地球環境部所属。専門は国際水資源管理。水文・水資源学会論文奨励賞受賞

中村晋一郎[ナカムラシンイチロウ]
1982年宮崎県都城市生まれ。2006年芝浦工業大学卒業。建設コンサルタント会社で河川計画・設計に従事した後、現在、東京大学総括プロジェクト機構「水の知」(サントリー)総括寄付講座特任助教。専門は河川工学。東京大学大学院工学系研究科社会基盤工学専攻古市賞など受賞

前川美湖[マエカワミコ]
1972年アメリカ生まれ、横浜市育ち。1996年上智大学卒業。博士(国際協力学)。国連開発計画(UNDP)などに勤務し、現在、東京大学総括プロジェクト機構「水の知」(サントリー)総括寄付講座特任助教。専門は国際協力学。東京大学大学院新領域創成科学研究科長賞(研究)(博士)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

10
『水危機 ほんとうの話』(新潮選書)も推薦されている(9頁)。いつか読みたい。水問題を扱うとき、リスクの小さい社会と同時に、文化的で心豊かな暮らしも求めている(同頁)との指摘は合点。文化としての水。水利権、コモンズでもある水。コミュニティの資源として不可欠。データ多数。日本の上水道合計は平均1㎥あたり309円という(24頁)。ガソリンスタンドの洗車は無駄はないのかな? 1日一人当たり5ℓ以上水を使う(40頁)。日本人は338ℓ(57頁)で過剰使用では。世界人口70億人以上いるので、容易なことでない。2014/01/05

Shiori

1
水は生命維持に欠かせない飲み物であるという一面とともに、津波や洪水、豪雨をもたらすものでもある。日本という場所ならではのエピソードもあり勉強になった。2013/10/10

つじけんじ

1
日本は水の豊かな国だと思ってたけど、今の状態を維持するにはたくさんコストがかかるのね2013/07/07

shm

1
生活に恵みを与え、時に災厄や疾病ももたらす。農業や工業を支え、それ自身も戦略的な資源。水とはなんと意味深いものだろう。地図もグラフも見やすく、解説も分かりやすく、すばらしい本。活字が明朝や楷書体だったらもっとイメージにあったかもね。2013/03/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/5661845
  • ご注意事項