通貨戦争―崩壊への最悪シナリオが動き出した!

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784023311169
  • NDC分類 338.97
  • Cコード C0033

出版社内容情報

"拡大する通貨戦争が世界経済を崩壊させようとしている。このままいけば、為替市場で始まった新しい危機がまたたく間に株式や債券、商品市場に波及し、パニックは世界中に広がるだろう。ドルは崩壊するのか。IMF(国際通貨基金)のSDR(特別引き出し権)が解決策となるのか。金本位制に復帰するのか。大混乱に陥り、悲惨な事態が続くのか。金融リスク管理の専門家が精緻なシナリオを描く。「ウォールストリート・ジャーナル」ベストセラー!

●目次
第1部 戦争シミュレーション・ゲーム WAR GAME
 第1章 戦争の前 Prewar
 第2章 金融戦争 Financial War
第2部 通貨戦争 CURRENCY WARS
 第3章 黄金時代について Reflections on a Golden Ages
 第4章 第一次通貨戦争(一九二一年~一九三六年) Currency War I
 第5章 第二次通貨戦争(一九六七年~一九八七年) Currency War II
 第6章 第三次通貨戦争(二〇一〇年~) Currency War III
 第7章 G20による解決への動き The G20 Solution
第3部 次のグローバル危機 THE NEXT GLOBAL CRICIS
 第8章 グローバル化と国家資本 Globalization and State Capital
 第9章 経済学の誤用 The Misuse of Economics
 第10章 通貨、資本、複雑性 Currencies, Capital and Complexity
 第11章 終局――紙券か金か、それとも混沌か Endgame--Paper, Gold or Chaos?"

内容説明

ペンタゴンは密かにシミュレーションを行っていた。通貨は崩壊し、資産は凍結され、日本の金(ゴールド)は接収されてしまうのか!?「ウォールストリート・ジャーナル」ベストセラー。国防総省が実施した初の金融戦争シミュレーションの推進役を務めたリスク管理の専門家が、精緻なシナリオを描く。

目次

第1部 戦争シミュレーション・ゲーム(戦争の前;金融戦争)
第2部 通貨戦争(黄金時代について;第一次通貨戦争―一九二一年~一九三六年;第二次通貨戦争―一九六七年~一九八七年;第三次通貨戦争―二〇一〇年~;G20による解決への動き)
第3部 次のグローバル危機(グローバル化と国家資本;経済学の誤用;通貨、資本、複雑性;終局―紙券か金か、それとも混沌か)

著者等紹介

リカーズ,ジェームズ[リカーズ,ジェームズ][Rickards,James]
資本市場で30年を超える実務経験を持つ投資銀行家、リスク管理の専門家。国防総省やアメリカの謀報コミュニティ、大手ヘッジファンドなどにグローバル金融について助言しており、国防総省が実施した初の金融戦争ゲームの推進役を務めた。CNBC、CNN、Fox、C‐SPAN、ブルームバーグTV、NPRにたびたび出演しているほか、ノースウェスタン大学およびジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院で教鞭をとっている

藤井清美[フジイキヨミ]
京都大学文学部卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

GASHOW

6
仮想通貨を利用している日本人のほとんどが、現実の通貨を失っているという。投機は、リスクがあるという納得なのかしらない。通貨の仕組みや歴史をこの本で知れば、やめていたかもしれない。兌換をやめた現在の通貨システムは、すでに仮想の信頼のもとになりたっている。それどころか戦争状態だと言う。大戦後のドイツの補償問題と米保管の金など面白い。2018/07/18

まめタンク

4
2019年275冊目。1ドル札には何故、「我々は神を信じる」と書いてあるのか?そういう事です。2019/11/18

メルセ・ひすい

3
★5 金が暴騰中 5000円/gが目前である。リーマン・ショックで$は基軸通貨としての信用を問われている。米国富裕層や国防費等の豊満な経済、贅沢でみだらな生活のツケを`71米国は一方的、且突然に$と金の交換を停止した。新たな現在の通貨戦争の中で傲慢にも再び、悪の新通貨、キング・ドルをグローバル金融の中心として宣言するのか? 米国国防総省は金融戦争シミュレーションをひそかに行っていた。通貨は崩壊し、資産は凍結され、中国と日本のゴールドは接収されてしまうのか。「ウォールストリート・ジャーナル」ベストセラー。 2012/11/26

らくだ

3
冒頭の「通貨戦争シムゲーム」から始まって、近現代の経済、通貨史をユーモアを交えて書いてある。著者の主張する金本位制の妥当性は正直よく分からないけど、本書自体は説得力もあるし、読み物として面白い。「いかなる国も通貨を減価させることで繁栄はない」そうです。日本も相変わらず、円高、円高って騒いでますけど…。(^^;;2012/11/13

横浜中華街2024

2
- 自国通貨の価値を下げることでインフレを引き起こし貿易赤字を解消するなどして経済を好転しようとする試みは、結局うまくいかない。 - 文明は膨大なエネルギーを使う複雑なもの。 - 複雑系による相乗効果によって、次の経済危機は2008年のものよりも遥に巨大で資本主義体制を崩壊させるかもしれない - 些細なきっかけでドル崩壊が引き起こされる可能性を示唆。 - ドル崩壊後にIMFが実質的な世界中央銀行になって、SDRが世界共通通貨(各国通貨と併用)の可能性。2015/09/10

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