これは映画だ!

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これは映画だ!

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  • サイズ B6判/ページ数 287,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784023310766
  • NDC分類 778.04
  • Cコード C0074

出版社内容情報

国際政治学者で東大教授の藤原さんは「映画を見る合間に国際政治を勉強しています」という映画通。週刊誌『AERA』に好評連載中の作品評225本を収録し、さらに「映画とは何か」の書き下ろしエッセイを追加。観賞ガイドにも最適。

内容説明

「AERA」連載の映画評、4年半分、225本をすべて掲載!また、映画を1年に1本も見ない人にこそ読んでほしい、藤原さんの「映画の見方」も収録。

目次

映画の記憶2007(『トランスフォーマー』;『酔いどれ詩人になるまえに』 ほか)
映画の記憶2008(『ホット・ファズ』;『ぜんぶ、フィデルのせい』 ほか)
映画の記憶2009(『ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー』;『チェ28歳の革命』『チェ39歳別れの手紙』 ほか)
映画の記憶2010(『アバター』;『かいじゅうたちのいるところ』 ほか)
映画の記憶2011・12(『エリックを探して』;『アンストッパブル』 ほか)
エッセイ「映画の見方」(映画を読み解く;スターと俳優 ほか)

著者等紹介

藤原帰一[フジワラキイチ]
国際政治学者。東京大学法学部・同大学院法学政治学研究科教授。1956年、東京都生まれ。東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得中退。エール大学大学院、東大社会科学研究所助手、千葉大学助教授を経て、99年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

踊る猫

11
なるほど「映画を見る合間に国際政治を勉強しています」と仰られるだけのことはあって、氏の映画に関する知識とそれを自在に引き出して分析出来る(しかも分かりやすい!)能力はナメてはいけないものであることが良く分かる。個人的にはイヤミな筆致が鼻につかなくもなかったのでそこで良し悪しも割れるのではないかとも思うのだけれど、きちんと褒めるべきところは褒め貶すべきところは「控え目に」貶すあたり、フェアネスに満ちていてそれも本書の美点なのではないかと思う。必ずしも私と見解は一致しないが読んでいて不快にならなかった。好著だ2016/10/12

テイネハイランド

10
図書館本。朝日新聞社の雑誌AERAに連載された映画評(2007-2012)。この雑誌での連載も、前田敦子に追い出されたため、現在では、毎日新聞の日曜日朝刊に映画評を継続中。東京大学の国際政治学者で、朝日/毎日/岩波系で著書/連載がメインとくれば、典型的なサヨク文化人とレッテル張りをされそうな人ですが、この映画評は素晴らしい。本業の政治関係の本は大して興味をそそられないけれど(失礼!)、取りあげる映画も娯楽物から社会派ドキュメンタリーまで幅広く、褒められている映画もけなされている映画も見たくなる。2015/07/04

haruko

4
素直に感じたままの感想が凄く嬉しかった。映画好きにはたまらない。作品の合間にあるエッセイは、映画を観察するルールのようで勉強にもなりました。感想が全く同じものには嬉しくてチェック。もう一度見ようとワクワク。見逃した映画で興味の湧いた作品もチェック。遅ればせながらDVDを借りて見ようとワクワク。2015/12/12

金北山の麓に生まれ育って

1
【ボリューム有り過ぎ】品の良さ、でもちょっと毒がある絶妙な味わいが好き、でも「映画のなかのアメリカ 」は学者が中途半端に政治論と映画評を組み合わせた苦しさで残念。でもこの本は〇、ストレートに映画に向き合い好き嫌いや薀蓄もハッキリ言っていて良いです。ただ悔しいですが著者が博識過ぎて観ていない映画よく知らない監督がドサッと出てきてついていけず。だってこの厚さで1頁1作品、マニア向けも混ぜてるから高度な映画(含む政経)リテラシー無しでは消化できないはず、レビューで誰もそこを指摘していないのが不思議。2019/07/18

scarecrow

1
アエラで連載していたコラムの書籍化である。彼のマニアックな映画評はいつも参考にしていたので、この本を読んで、見逃した映画をチェックすることにした。最近の作品だと、「ミルク」や「ブラックスワン」などまだ見ていない。夏休みに少し借りてみたいと思う。 映画評論といえば、以前朝日新聞に連載していた沢木耕太郎さんのコラムも終わってしまった。波長の合う評者のコラムがなくなり、残念だ。2012/07/14

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