内容説明
ノンフィクション作家の著者は、かつて若い息子を突然、亡くした。混乱、怒り、悲嘆、そして―。その人にどう寄り添うか?かえって傷つける言葉とは?大震災、緊急出版。復刻『愛する家族を喪うとき』。
目次
序 東日本大震災で家族・友人を亡くした人たち(父は関東大震災で孤児になった;終生かかえこむ記憶 ほか)
1 「愛する人」とどのように別れたか(意識の底に眠る息子;容態急変 ほか)
2 悲しみのプロセスを辿ってみる(幼児期の喪失体験;自己愛人間がふえている ほか)
3 死を看取るという苦しさのなかで(大往生の風景;「生老病死」 ほか)
4 癒しの方法と新たな生き方を求めて(無神経な言葉に傷つく;自らの人生を省みる ほか)
著者等紹介
保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年、北海道生まれ。同志社大学文学部社会学科卒。ノンフィクション作家。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。『昭和史講座』など一連の昭和史研究で第五二回菊池寛賞受賞。医学・医療関係の評論、著作も多い(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。