1ドル50円時代を生き抜く日本経済

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1ドル50円時代を生き抜く日本経済

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784023308848
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0033

内容説明

現在の円高は急速なドル安が原因であるが、2011年にはさらなるドル暴落が予想される。“超円高ニッポン”によるデフレ化、産業の空洞化、地方経済の停滞などを改善する施策を、今最も注目されるエコノミストが鋭く説く。

目次

第1章 なぜドルはここまで安くなっているのか
第2章 ユーロはドルの受け皿になれない
第3章 なぜドルからの逃避先に円が選ばれるのか
第4章 無極化するグローバル時代の通貨関係
第5章 円高はチャンスである
第6章 協調的分権が生む新しい日本
第7章 行政は協調的分権にどう対応するか
第8章 成熟時代の政治と政策

著者等紹介

浜矩子[ハマノリコ]
1952年生まれ。一橋大学経済学部卒業。1975年三菱総合研究所入社以後、ロンドン駐在員事務所長兼駐在エコノミスト、経済調査部部長などを経て、2002年より同志社大学大学院ビジネス研究科教授。専攻はマクロ経済分析、国際経済(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ころこ

4
タイトルにある1ドル50円というのは、将来予測ではないと本書に書いてあります。その意味は、4章のタイトルにある様に無極化するグローバル時代の通貨関係というのが上手く表しています。勇ましい著作のタイトルからは想像がつかない程、内容は平凡です。細かい分析よりも、なぜ著者は無極化すると思うのか、その中で円高になるのか、無極化した世界は、どの様な秩序になるのかという点を掘り下げてほしかったのですが、本書に書いてあるほとんどの情報は、マスメディアで拾えるレベルの浅いものでした。池上彰のTVを観ていた方が有意義です。2017/08/17

しょうたろう

2
50円ってのはリアリティがない気もするけど… ユーロ高にならない理由、元が共通通貨にならない理由など、勉強になることがいろいろあった。またじっくり再読したい一冊。2011/08/07

yomihajime

1
1$100円の今読むと作者の論理の作り方が丸見えの本。現状認識(出版当時)が間違っている。著者曰く「今までなぜもっとドル安が進行しなかったか」と問いかけるべきだと。この論なら著者は今でも「それでも1$50円時代は来る」と声を大にして言うべき。後半は円高への処方箋となっているが全く具体的ではない。空洞化と実際に格闘中の地方の経済人や中小企業は今そこにある危機に直面している。単純に発想を変えよと言われても何の役にも立たない。円安基調の今、著者には可哀想だがこの本は我々には逆説的教訓であり、今こそ必読の書だ。2013/05/08

ゆうだい

1
1ドル50円になるぞ!という予言本ではなく、1ドル50円になっても困らないようにしておこうぜ!という主張本。好印象なのは、「日本は金融立国を目指そう!」とか「成長戦略を描け!」といった主張が無いこと。基礎教育の充実とか、新しい公共とか、わりとまっとうな主張。王道な意見。 ただ、そんな日本には余裕がないだろ!と思わなくもない。政府はもう少しズルくてもいいんじゃね?と思う。2011/09/28

sakase

1
企業経営者を勇気づける本です。ドル安、円高が進み、基軸通貨のない無極化したグローバル時代になる。円高はチャンスである。協調的分権。think local,act global ヨーロッパの歴史に学ぶ。教育とリベラルアーツの意義。国境なき中小企業団がグローバルに横提携する。2011/09/18

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