ドル漂流

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ドル漂流

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  • サイズ B6判/ページ数 246p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784023308152
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C0033

出版社内容情報

「ドル本位制」が揺らいでいる。ユーロや他の通貨がドルに取って代わったわけではないが、ドルの一極体制は確実に崩れ始めているのだ。いったい、ドルはどこへ行くのか。ユーロや日本円、人民元はどうなるのか。為替の「無極化」とはいかなるものか。大蔵省国際金融局長、財務官を歴任、為替市場への積極的な介入で「ミスター円」の異名をとった榊原英資が、為替の行方を大胆に占う。

内容説明

ドル本位制が揺らいでいる。ユーロや他の通貨がドルに取って代わったわけではないが、ドルの一極体制は確実に崩れ始めているのだ。いったい、ドルはどこへ行くのか。ユーロや日本円、人民元はどうなるのか。アジア共通通貨は創設できるのか。為替の「無極化」とは―。「ミスター円」が為替の行方を大胆に占う。

目次

序章 崩壊するドル本位制
第1章 アメリカ金融帝国、覇権の終焉
第2章 変貌するヨーロッパ
第3章 日本は孤立する
第4章 成熟化する先進国経済
第5章 新興国の台頭
第6章 ドル・ユーロ・円・人民元はどこへ行くか
第7章 無極化する為替の世界
第8章 戦争と恐慌―移行期には何が起きるか

著者等紹介

榊原英資[サカキバラエイスケ]
1941年、東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。大蔵省入省後、米ミシガン大学で経済学博士号取得。IMFエコノミスト、ハーバード大学客員准教授、大蔵省国際金融局長、同財務官を歴任。「ミスター円」と呼ばれ為替・金融制度改革に尽力。慶應義塾大学教授、早稲田大学教授を経て、青山学院大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

渓流

0
アメリカが経済の頂点から去るときがいずれ来るであろう。それとリンクするようにドルも基軸通貨の座から降りることとなるだろう。なんとなくわかってはいてもそれを文章にすることは難しい。その思いを、本にすればこういうことか。全くの経済書として読んでみるつもりで借りたが、日本人に英語は必要と言うお節介なことも書いてあり、それがお喋りなこの人らしいと言えばこの人らしい。2011/07/12

gabrielpeter

0
ドルだけでなく人民元を含む新興国通貨、ユーロ、円など通貨の行く末、また世界経済の今後を世界の歴史、金融・財政、ほか様々な面から論じている。とても勉強になりました。2010/10/26

keiトモニ

0
「前述したように」が矢鱈でてきますが、前述とはどの部分をさすのだろうか。確かに母国日本の言葉以外に堪能であることは、必須ですわな。2010/07/16

marurokujp2010

0
いろいろな経済の本を読みましたが、現時点ではもっとも今の状況を的確に表現されていると感じました。東アジアの域内交易がEUにせまっているなんて。いつの日か、「われわれはアジア人」と言う時期がくるのでしょうか。2010/07/12

orii_y

0
2010/07/10

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