原油100ドル時代の成長戦略

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原油100ドル時代の成長戦略

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784023304857
  • NDC分類 568.09
  • Cコード C0033

内容説明

海外資源の権益確保や戦略備蓄など資源戦略に邁進する中国。対する日本。原油価格上昇は、本当に危機なのか。世界に先駆けて、資源浪費型の産業構造を新エネルギー型に転換できるなら―それは、再成長の最大のチャンスとなる!日本生き残りの提言を説いた一冊。

目次

1章 「原油100ドル時代」の到来(世界金融危機後、資源価格は再び上がりつつある;何が価格急落の引き金になったのか;原油価格は当面、80~90ドルでの「均衡点」を模索;長期的な資源価格は上昇トレンドにある;なぜ原油は100ドルなのか;1970年代と類似する2000年代の特徴)
2章 原油高騰が指し示す「未来」(資源とは何か;原油高騰が発するシグナル;資源需要は少なくとも15年増加し続ける;再び、資源問題の構図が現れてくる;OPECの市場安定化機脳復活;我々の前に立ちはだかる難問;世界の穀物需要もひっ迫している;食糧需要が急増している原因;3つの食糧争奪戦が始まった;「3つの安定」が脅かされる時代;市場原理に任せ放しでは、この負のスパイラルは終わらない)
3章 「新興国」が21世紀の主役に(世界経済を引っ張る新興国;資源不足に備える中国;中国は資源大国である;原油の輸出国になったブラジル;超モノカルチャーを図るロシア;IT産業以外の振興も図るインド;エチレンの需要が象徴する新興国の台頭;金融危機後の資源価格の反動高に備えよ)
4章 「日本」だからできる経済戦略(新たな市場を生み出す好機;太陽系エネルギーによる21世紀型成長へ;2030年前後に地球は「臨界点」を迎える;農業を太陽系エネルギー産業として見直す;日本製造業の国際競争力の源泉が危ない;日本企業の新たな課題)
5章 世界を救う「イノベーションの群発」(様々な投資機会が到来;原油100ドル時代に対応し始めている日本企業;新市場の開拓も忘れてはいけない;民主党政権による後押しが必要だ)

著者等紹介

柴田明夫[シバタアキオ]
丸紅経済研究所所長。1951年栃木県生まれ。1976年東京大学農学部卒業後、丸紅に入社。鉄鋼第一本部、調査部を経て、2000年に業務部経済研究所産業調査チーム長。2001年に丸紅経済研究所主席研究員。2006年から現職に。農林水産省「食料・農業・農村政策審議会」「国際食料問題研究会」などの委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。