衝撃!EUパワー―世界最大「超国家」の誕生

電子版価格
¥1,799
  • 電書あり
  • ポイントキャンペーン

衝撃!EUパワー―世界最大「超国家」の誕生

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784023304451
  • NDC分類 333.7
  • Cコード C0095

内容説明

人口、GDPでアメリカを上回り、EUは世界一の経済圏となった。もはやEUを知らずして現在の世界経済は語れない。ところが、この世界経済の潮流に日本の政府も企業も乗り遅れてしまっている。日本はどうすべきか―。

目次

プロローグ 巨大国家、EU出現
第1章 超巨大マーケットの圧倒的パワー
第2章 国家を超えた国家
第3章 ドルの衰退、ユーロの台頭
第4章 真のグローバル経営はEUにある!
第5章 日本経済復活のフロンティア
第6章 中東欧・CIS諸国の地域分析
第7章 EUのリスクファクター
第8章 金融危機、克服の処方箋
エピローグ EUは日本の隣国になる

著者等紹介

大前研一[オオマエケンイチ]
1943年福岡県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、東京工業大学大学院原子核工学科で修士号を、マサチューセッツ工科大学(MIT)大学院原子力工学科で博士号を取得。日立製作所原子力開発部技師を経て、1972年に経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー・インク入社。本社ディレクター、日本支社長、アジア太平洋地区会長を歴任し、1994年に退社。以後も世界の大企業やアジア・太平洋における国家レベルのアドバイザーとして幅広く活躍するとともに、「ボーダレス経済学」と「地域国家論」の提唱者としてグローバルな視点と大胆な発想で活発な提言を行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まめタンク

13
この本は大前研一氏が書いたEUのマニュアル本だ。EUでいったいどんな事どんな事が起こっているのかEU初心者の私達に語りかけてくれている。氏は断言する。EUが21世紀の超大国になるという事を。出版されたのがギリシャショック以前なのが残念な所であるが、今後成長が見込める新興EU国家について語られている部分が多いようです。残念ながらイギリス、フランス、ドイツといったEU国家の中枢を担うであろう超大国についての記述が無いのが残念な所ですが、これ1冊読めばEUの基礎が大体は理解できます。2011/03/12

shigoro

2
EU恐るべし!。ユーロをルールで縛って規則正しく運営してるんだな。これにはGDP比で赤字出しっぱなしの日本からみたら羨望の眼差しを送ってしまう。さらに労働力・関税・国籍をフラット化してみごと1つの国として機能してるな。現時点で見る限り、利点が問題点を遥かに上回っていて、巨大な市場として魅力的に映ったわ。日本はどうなるんでしょうね…400年前は無敵だったスペインのように沈んでしまうのかね。2011/06/28

Kei

1
現在からすると少し古いが、圧倒的な情報量と各国の繋がりの的確な指摘は素晴らしい。東欧とEUの小国を中心に説明し、EU加盟の難しさや利点を説いている。これまであまり理解していなかったヨーロッパを知れるようにしていきたい。2016/02/16

Kenichi Shoda

1
EUがいかにすごい取り組みかが分かる本。 経済圏が拡大、東欧の低賃金で優秀な人材を取り込むことで中国勢ともコストで闘えるようになるといった事象が興味深い。 民族紛争も欧州内で移動が自由になったため、豊かになるための手段ができ、格差の改善こそが紛争の解決手段になり得るという見方も納得。 大前さん自身も話し合いで経済圏を統合していくというのは野心的すぎる、という見方だったとのこと。チェッキーニレポートなど、粘り強く議論していき合意に達するという欧州勢の途方もない努力に感動した。いや、私が飽きっぽい性格なのでw2015/11/28

旅行人

0
東欧チャンス、ロシアショックに次ぐヨーロッパ分析第3弾(09年末出版)。EU、そして通貨ユーロを絶賛。ただし、懸念事項として挙げられていたEU全体として統一した金融政策が無いということが、現在のギリシャ・キプロスの危機の一因と思うと興味深い。これを気にEUはさらに強くなるのか、はたまた反乱分子イギリスの存在がどうなるのか。旅とは違った視線でヨーロッパを想像し出すとこれもまた面白い。2013/04/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/532000
  • ご注意事項