出版社内容情報
「これでは企業も国家も滅びる!」。新ウイルスの災厄に見舞われた世界情勢の中、日本の行方と日本人の生き方もまた、かつてなく混迷と不安の度を深めている。今こそ、確かな指針が必要だ。ともに傘寿を迎えた両者。経済と外交で体得した知見と、近現代史研究第一人者の卓見が待望の初顔合わせ。
内容説明
かくも巨大な不安を前に―。「明日」を見据えてどう生きるか。軍靴の響きが高まる昭和14(1939)年に生をうけた二人。戦後の混乱と高度成長、そして失われた30年―。それぞれの分野で人と国のありようを見続けてきた両者の初対談は、「ワンチーム」の危うさと「沈黙の罠」、そして危機における日本の精神風土をめぐる大激論に。いかなる事態も冷静に、変化をおそれぬ知性を歴史に学ぶ。
目次
序章 1945年の記憶から始めよう
第1章 なぜ歴史を伝えなければならないのか
第2章 戦争を直視する
第3章 日本社会の「空気」と「リーダー」のありかた
第4章 「批判」する勇気―アメリカ、天皇、朝鮮半島
第5章 日本と中国の関係を考える
第6章 2020年からの日本と日本人
第7章 読書のすすめ
終章 未来と過去からの問いかけ
著者等紹介
丹羽宇一郎[ニワウイチロウ]
1939年生まれ。元伊藤忠商事株式会社会長。元中華人民共和国特命全権大使。名古屋大学法学部卒業後、伊藤忠商事入社。98年に社長に就任し、約4000億円の不良債権を一括処理しながら次年度の決算で同社史上最高益を計上した。現在、日中友好協会会長。著書多数
保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年生まれ。ノンフィクション作家。同志社大学文学部社会学科卒業後、編集者を経て作家活動に。「昭和史を語り継ぐ会」主宰。延べ4千人に及ぶ関係者の肉声を記録してきた。2004年、一連の昭和史研究で第52回菊池寛賞受賞。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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