出版社内容情報
【社会科学/社会】終戦の日に戦争報道の責任を果たすため朝日新聞を退社、秋田で週刊新聞「たいまつ」を創刊し社会の矛盾や不正を訴えつづけてきた著者。今年100歳を迎えた。あの戦争の実態を語り継ぎ、原発や教育などあらゆる問題を庶民視点で考えぬき、100年にわたる人生の喜び、生きる上で大切なことは何かを語りつくす。
内容説明
1945年8月15日、敗戦の日に新聞社を辞めて故郷横手(秋田県)で週刊新聞「たいまつ」を創刊した。嵐はたいまつを消すこともできるが、逆にたいまつが盛んに燃えるのも嵐の夜という。この国の深い矛盾を、ずっと見続けてきた100歳の現役記者が、これからを生きる人たちへの熱い思いをこめた伝言である。
目次
第1章 どうしてこんな国になった(死ぬ時が人間てっぺん;「君は俺が好きか。俺は君が好きだ」 ほか)
第2章 戦争とはどんなものか(人間ゆがめた徴兵制度;戦争を廃絶した人間主義へ ほか)
第3章 やるならトコトン、あきらめるのをあきらめろ(上っ面ばかりのTVニュース;子どもから大人になる14歳の目 ほか)
第4章 東北と沖縄と(東北の地に「光」求めて;デモクラシーの夜明けに ほか)
第5章 100年生きて、わかったこと(「喜ぶため、楽しむため」;長生きのコツ ほか)
著者等紹介
むのたけじ[ムノタケジ]
武野武治。1915年秋田県生まれ。ジャーナリスト、文筆家。東京外国語学校(現東京外国語大学)スペイン語科卒。報知新聞をへて朝日新聞記者となり中国、東南アジア特派員。1945年8月15日の敗戦を機に戦争責任を感じて退社。1948年秋田県横手市で週刊新聞『たいまつ』を創刊。78年まで主幹として健筆をふるった。以降は著作・講演などで活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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