出版社内容情報
【自然科学/医学薬学】本当に抗うつ薬が有効なうつ病患者は全体の2割にすぎない。しかし現実に行われている治療のほとんどは、薬を処方するだけ。「うつは生活習慣病」が持論の獨協医科大学越谷病院こころの診療科教授が、日本のうつ病治療のおかしさを徹底的に告発し、患者のための治療を教える。
内容説明
抗うつ薬が本当に効くのは、うつ全体のわずか2割!それなのに、治療のほとんどは、薬の処方するだけ―。大学病院精神科教授が、その構造を解明する!「うつは心の風邪」キャンペーンで受診のハードルが下がり、今や、「うつ病患者100万人超」時代になった。「薬漬け」から脱するには、本人、家族、会社は、どう対処したらよいのか!?うつを治す正しい「生活習慣」とは―!?臨床の最前線からの報告と、提言の書!
目次
序章 「8割」の方のために
第1章 あれもうつ病、これもうつ病
第2章 「心の風邪」キャンペーンは、誰のためか?
第3章 「脳の病気」は本当か?
第4章 双極性障害―作られた2型
第5章 薬の前に、まずは睡眠と断酒を!
第6章 大事なのは治療の優先順位
第7章 うつと診断されたら―本人、家族、会社は?
終章 医師と患者、大いなる誤解を超えて
著者等紹介
井原裕[イハラヒロシ]
1962年、神奈川県生まれ。獨協医科大学越谷病院こころの診療科教授、医師。東北大学医学部を卒業後、自治医科大学大学院博士課程修了。ケンブリッジ大学大学院博士号(Ph.D.)取得。順天堂大学医学部准教授を経て、2008年から現職。専門は精神療法学、精神病理学、司法精神医学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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