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朝日新書
創価学会と平和主義

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022735829
  • NDC分類 188.98
  • Cコード C0231

出版社内容情報

【社会科学/政治】集団的自衛権行使容認の閣議決定で注目された公明党。「押し切られた」との見方が大勢だが、じつは「戦争ができないようにする」一文を盛り込ませたとの見方をする著者が、母体である創価学会の教義と論理から検証する。渾身の緊急出版。

内容説明

公明党が賛成した集団的自衛権。しかしそれは“名ばかり”のものにすぎない。閣議決定を骨抜きにしたのは、創価学会の平和主義だった。「公明党」「創価学会」と聞いた瞬間、思考停止してしまう人が多いが、目を凝らしてよく見てみよう。はたして、その「平和主義」は本物か?組織の論理と「池田大作」の思想に、知の怪物が迫る。

目次

第1章 集団的自衛権容認の真相―公明党は本当に押し切られたのか
第2章 歴史的に見た創価学会、公明党、日蓮正宗
第3章 「池田大作」の思想と行動
第4章 “うさんくささ”と政教分離をめぐる攻防
第5章 創価学会インタナショナル(SGI)と世界宗教
第6章 いまを生きる宗教―一キリスト教徒の視点から

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
作家、元外務省主任分析官。1960年生まれ。85年同志社大学大学院神学研究科修士課程修了後、外務省入省。在英国、ロシア連邦日本国大使館勤務等を経て、本省国際情報局分析第一課にて主任分析官として対ロシア外交を担う。2002年背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。09年最高裁で上告棄却、外務省失職。現在、執筆、講演活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

229
本書は公明党、創価について偏見なくキリスト教信者の著者が分析した一冊。確かに平和の党と言うのは本当なんだなと思ったが、集団的自衛権についてそこまで実を取ったのか?は今後注視したい。2015/03/23

Die-Go

76
図書館本。ほとんど無かった創価学会について知識を入れる必要が生じたため。著者の佐藤優はプロテスタントのキリスト者であり、その彼がどのように創価学会を語るのかを楽しみにしていた。実際は明快に論が述べられ、公明党との関係性にも偏見なく論ぜられている。わかりやすくて良かった。★★★★☆2018/10/15

コウメ

50
佐藤優から見た創価学会と公明党の歴史をわかりやすく解説しててよかった。2019/10/03

あつし@

49
夏の勉強の為に買った佐藤優の新書5冊の最後の一冊。閣議決定で、安倍晋三の目論見を骨抜きにした、と公明党を評価する著者。その背景に支持母体の創価学会の平和主義があると創価学会の思想と行動原理を解説する。確かに分かりにくい閣議決定文章はその様に読めなくもない。しかし、今まさに成立しようとする平和安全法制に抜いた骨が復原していないのか?疑問を持つ。MSCの意思決定を縛る法になっているのだろうか?今年度末の氏の対談、著作を待ちたい。もちろん自分なりに考えて氏の意見を聞く準備はしておこう。2015/09/10

こばまり

45
創価学会と公明党の成り立ちと方針ついて、プロテスタントのキリスト教徒である著者が分かりやすく解説してくれる。内容への興味もさることながら、固定観念に捉われずに異なる視座を持ち、虚心坦懐に理解に努める姿勢そのものを教えられた。2022/03/05

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