朝日新書<br> 消費税、常識のウソ

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朝日新書
消費税、常識のウソ

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  • サイズ 新書判/ページ数 215p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022734693
  • NDC分類 345.7
  • Cコード C0233

出版社内容情報

 消費増税したら「景気が悪くなる」「企業倒産が増える」など、世間が思い込んでいる消費税をめぐる常識が実は誤りであることを、世界の付加価値税を研究している税制の第一人者が解き明かす、目からウロコの消費税論。増税後の財政事情も展望。

内容説明

景気が悪くなる、倒産が増える、サラリーマンに厳しい…。世間が思い込んでいる、消費税増税による悪影響が実はまったくの誤りであることを、世界の付加価値税を研究している税制の第一人者が解き明かす。消費税の問題点や、増税後の日本についても展望。日本財政の現状も含め、消費税のすべてがわかる。

目次

第1部 消費税にまつわる10の誤解(消費税はサラリーマンに厳しいのか;消費増税すると景気が悪くなるの?;消費税は外務表示の方がいい?;景気が良くなるまで消費税は上げなくていいの?;減税すれば景気や消費は上向くの?;食べ物などの消費税率は低い方がいいの?―軽減税率の問題点)
第2部 国が良くなる税の仕組み(消費増税で日本の財政・経済はどうなる?;求められる課税ベースの拡大と世代間不公平の是正;日本はどんな社会を目指すのか;世界の税制の潮流;理想の税制「ユナイテッド・タックス」)

著者等紹介

森信茂樹[モリノブシゲキ]
1950年、広島県生まれ。法学博士(租税法)、中央大学法科大学院教授、東京財団上席研究員。(社)ジャパン・タックス・インスティチュート主宰、政府税制調査会専門家委員会特別委員、京都大学法学部卒業後、大蔵省(現・財務省)入省。英国駐在大蔵省参事、主税局総務課長、東京税関長、財務総合政策研究所長などを経て、2006年に財務省を退官。その間、東京大学、大阪大学、早稲田大学、プリンストン大学等で教べんを執る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

31
元大蔵官僚らしい、どうも後味の悪い内容。「一般庶民にとって消費税はマイルド」だって!?所得税は源泉で持っていかれるが、消費税は消費しなければ減らない、と。飢え死にしろと言ってるのでしょうか?まずは今とれていない年金受給者、外国人、パチンコ、宗教法人あたりから確実に取る、高齢者の医療費負担を上げる、何よりも特別会計等に潜む国の無駄使い、天下りをやめる、これがないと、消費税50%にしたってダメでしょう。政治家、官僚の出している数字や言っていることを鵜呑みにすると、とんでもないことになるだろうな…。2013/11/11

バトルランナ-

15
読みたかった内容は2ページ位だった!分かりましたよ!その主張はと言う感じ。この手の本はおしなべてこうなっちゃうんだけど結論ありき(本を売らんかな)であり、素人には向かないかな。図書館で借りて正解。5点満点で3点。2014/02/04

Row_the_Punks

4
消費税について詳しく理解することができたが、増税の根拠が、海外の投機マネーから日本国債を守るためというのが判然としない。国民経済の発展を、ゴールとして考えるのが財政、金融政策の基本だと思うが、筆者は、増税ありきで、論を展開するので、イマイチ納得感がない。2013/06/13

ととむ

2
反論を予め書いてるけど反論になってないというか…結論ありきで官僚が書いた、という印象。こういう見方で彼らは動いてるんだなーという意味では非常に面白い。仮想敵が国債暴落を狙うファンドだけではやや小粒だと思うけどなあ。データもとはしっかり書いてるし、割とその辺はフラット。2014/02/11

はちめ

2
類書を何冊か読んだけど、消費税に関する入門書としては最適。内容を評価するかしないかは読者次第。2013/05/17

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