内容説明
20年間も続くウソの環境問題と原発事故による最悪の環境問題。負の関係性を鋭く抉った新・環境論。リサイクル・ダイオキシン・温暖化…かつて論じられた環境問題は、どうして消えてしまったのか。正義を隠れ蓑にした利権の中、また同じ過ちを繰り返してはいけない。これからの日本人へ生きる指針を示す待望の書。
目次
第1章 原発事故が起こした誰も言わない後遺症(人類は地震に耐える原発をつくったことがない;「原子力発電所は安全だけれど危険だ」という論理 ほか)
第2章 体内被曝は何を基準に判断したらいいのか(いつからか1年1ミリシーベルトの基準が変わった;水の基準と食品の基準がまったく違う現実 ほか)
第3章 不安な日本の将来を変えるエネルギー問題(地球温暖化を隠れ蓑にした原子力発電;原発を中止したらエネルギーは不足するのか ほか)
第4章 “ウソの環境問題”20年間のツケ(「環境に良い原子力発電所」という偽善;軽蔑していた中国から軽蔑される愚 ほか)
第5章 最悪の環境の今、取り戻したい日本人の心(幻の環境問題の萌芽;歴史は何を教えてくれるのか ほか)
著者等紹介
武田邦彦[タケダクニヒコ]
中部大学教授。1943年、東京都生まれ。東京大学教養学部基礎学科卒。工学博士。卒業後、旭化成入社。同社ウラン濃縮研究所長、芝浦工業大学教授、名古屋大学大学院教授を経て現職。環境学者としてテレビ・雑誌などでも幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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