朝日新書<br> この世で大切なものってなんですか

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朝日新書
この世で大切なものってなんですか

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  • サイズ 新書判/ページ数 189p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022734044
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0236

内容説明

荒行、千日回峰行を2度満行した比叡山の酒井雄哉大阿闍梨と、時代を分かりやすく読み解く池上彰氏が出会った!人はなぜ争うのか。「無縁社会」のなかでどう生きるのか。国際社会からみた日本の姿は?生まれてきた意味は?そして、この世で「いちばん大切なもの」とは―。

目次

第1章 生きることはなぜ苦しいのですか
第2章 幸せと豊かさってなんですか
第3章 人はなぜ争うのでしょうか
第4章 絆ってなんですか
第5章 人は死んだらどこへ行くのでしょうか
第6章 どうすれば仏の存在を感じることができますか
第7章 この世でいちばん大切なものってなんですか

著者等紹介

酒井雄哉[サカイユウサイ]
比叡山飯室谷不動堂長寿院住職。1926年、大阪府生まれ。40歳で得度。約7年かけて約4万キロを歩く荒行「千日回峰行」を80年、87年の2度満行。その後も各地を巡礼している

池上彰[イケガミアキラ]
ジャーナリスト。1950年、長野県生まれ。慶應義塾大学卒業後、NHKで記者やキャスターを歴任、94年より11年間『週刊こどもニュース』でお父さん役を務める。05年からフリーランスとして多方面で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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白義

16
七年かけて四万キロを歩くという大修行、千日回峰行。それを二度も達成した天台宗の指導者的存在の酒井雄哉に池上彰が現代の困難について聞いてみるという構成。いつもの解説お勉強ムードではなくありがたい法話という雰囲気。貧困や紛争について、自らの修行や経験をベースにしながらも穏やかに語る酒井雄哉の言葉は強い語調のものはなく自然に入ってくるものとなっている。この宇宙の中で自分はほんの一点にすぎない、その星一点をいつか燃え尽きる日まで輝かせるべきだ、という宇宙感覚みたいなものは読んでいて印象に残った箇所。サラリと読める2016/09/20

みゃーこ

16
千日回峰行の苦行を二回も行った経験を持つ大亜砂利酒井氏と池上氏との対談である。「生きる意味」を失い人々が生きがいや役割、使命を失いつつある現代社会において一番大切なものは何かを考える。人間はどこからやってきて、どこへ行くか、何を幸せと感じるのか、生死観、幸福感をどう考える~(人は自分がこの世の中で役に立っていると実感できる時が一番幸せだ)という。GDPで幸せの尺度を図れなくなっている。(GNH国民総幸福度調査の結果)2012/12/04

ちゃありぃ

9
千日回峰行は常人では無理な行なのにそれをら2回も実現させた、酒井大阿闍梨のお話は大変興味深いものでした。内容的には難しいことは何ひとつないのですが、その当たり前のことそこにある深さみたいなものをとことん感じます。1度、説法を聞いてみたいですね。2014/01/30

アルカリオン

7
p83 池上「たとえば中東問題は、宗教戦争のように見えますが、要するに、領土問題なんです。どちらの領土かをめぐって争っている。それがたまたまイスラム教徒とユダヤ教徒だったと。自分たちの土地に帰りたいと言う願いが根底にあります。」2020/12/01

mami

7
この世に絶対があるとすれば、人は必ず死ぬということ。だから一日一生のつもりで大切に生きる。酒井大阿闍梨の言葉はいつもシンプルで易しく且つ心に響いてくる。こんな気持ちで生きていけるようになりたい。2015/12/01

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