朝日新書
3.11後日本経済はこうなる!

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022734037
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0236

内容説明

日本の財政危機は、どのくらい深刻化するのか?「脱原発」で、エネルギー戦略は本当にいいのか?電力自由化、スマートグリッドは、実現に向かうのか?東北も含め、日本経済の復興のカギはどこにあるのか?カリスマブロガー池田信夫と4人の論客が斬る。

目次

第1章 原発の時代の終わり(池田信夫)
第2章 供給制約と財政危機(小黒一正)
第3章 エネルギー戦略の岐路(澤昭裕)
第4章 スマートグリッドで実現する次世代の電力網(村上憲郎)
第5章 震災復興をどう進めるか(小幡績)
終章 選択と集中が必要だ(池田信夫)

著者等紹介

池田信夫[イケダノブオ]
経済学者。株式会社アゴラブックス代表取締役。上武大学経営情報学部教授。1953年京都府生まれ。東京大学経済学部卒業後、NHK入局。経済産業研究所上席研究員などを経て、現職

小黒一正[オグロカズマサ]
一橋大学経済研究所世代間問題研究機構准教授。1974年生まれ。京都大学理学部卒

澤昭裕[サワアキヒロ]
21世紀政策研究所研究主幹。1957年生まれ。一橋大学経済学部卒

村上憲郎[ムラカミノリオ]
株式会社村上憲郎事務所代表取締役。1947年大分生まれ。京都大学工学部卒

小幡績[オバタセキ]
慶應義塾大学ビジネススクール准教授。1967年生まれ。ハーバード大学Ph.D.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

12
スマートグリッドの有効性、議論にイデオロギーを持ち込まないことの大切さを学んだ。日本人に限らないのかもしれないが、感情的になると進む話も進まなくなる。冷静な議論ができる人間になりたい。あと政治家はもっと大局的な視点を持たないとより良い形での復興は難しいだろう。2011/07/20

ともたか

8
エネルギーの一つとしての電気を何から作り出すか?そしてそれをどうやって産地から消費地に送るか?それと同時にそれにかかる費用をどこからもたらすか? ただこれらのベースにはインターネットが不可欠であります。今の社会の制御の根本にはインターネットがあってこれが社会の安定性の不安定要因となっています。 インターネットはこの世に「便利が不便を連れてきた」、そのものなのかもしれません。2016/01/31

田園の風

3
本書を読んで自分なりに今後のエネルギー政策の在り方が整理できた気がする。まず、原発は事故が起きた場合の収束に向けた制御が非常に困難であること、また低濃度の放射線の人体への影響度が不明であることから徐々に発電量に占める割合を減らさざるを得ないであろう。そして、今後の主要なエネルギー源として天然ガスと石炭。天然ガスは、新たな発掘方法の開発によりシュールガスという新たなエネルギー源が登場しており、石炭もCO2の排出量を減少させる技術が開発されたとある。本書の共同著者の一人である澤昭宏氏に敬服した。2011/10/07

大猫熊

0
震災でダメージを受けた日本経済の動向と、原子力発電の代替は可能か。その影響は何か。環境よりも生活リスクに傾く原発政策、システム量子工学になるとは、原子力利用が変わる。電力供給の集中がもたらしたもの、それは電気の安定的供給だったが、それが破綻したなら、それはスマートグリッドの発想へとつながるのだ、など。注目すべき第5章の着想は、政府の対策を占っていたようだ。資本主義経済で特区をつくる、一国二制度として提案しているが、いかが。東京の経済を支えた東北地方に、風土からして根本問題は別にあるような気がする。2012/03/08

federao

0
なんでこうなってしまったのか?いろいろな立場の人が、いろいろな見地から、いろいろなことを言う。いろんなことが解りました。2011/07/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/3288022
  • ご注意事項