内容説明
いま、経済学の最前線で何が問題になっているのか―。主流派と非主流派のあいだの対立は、なぜ起こるのか―。多岐にわたる現代経済学のメニューを、七章に分けて、新鋭の研究者が懇切丁寧に解説。教科書では触れられない、非主流派の経済理論までわかる!賢い生活につながる、経済学の保守本流までわかる。
目次
第1章 ケインズ革命
第2章 一般均衡理論とゲーム理論
第3章 ポスト・ケインズ派経済学
第4章 マクロ経済学のミクロ的基礎
第5章 ニュー・ケインジアンの経済学
第6章 制度と進化の経済学
第7章 反主流の経済学
著者等紹介
根井雅弘[ネイマサヒロ]
1962年、宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了・経済学博士。現在、京都大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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にゃん吉
5
ケインズ革命以後の経済学の諸説を紹介する一冊。わかりやすく現代経済学のエッセンスをとの趣旨で書かれたと思われますが、私には難しい一冊でした。何に着目し、どんなモデルを導くかで、経済学の学説が非常に多様にわたることに、改めて驚きました。また、本書の最後の方で、生物学の考え方を援用するらしい進化経済学が紹介されていました。当初、社会進化論を連想して違和感も覚えましたが、元々、経済学では、物理学の概念が援用され、数理的な分析が広く導入されているのを思えば、それもまたありかとも思われ、興味深くありました。 2021/07/17
KAZOO
4
経済学の基礎を行った人であれば、最近の経済学説が今どのような流れになってきているのかを簡単にわかるようになっています。しかしながらあくまで基礎がないとわからないと思います。根井先生ばかりではなく様々の先生が専門を受け持っておられるので新書にしては内容がきちっとしています。2013/05/09
Naota_t
1
2008/12/20 2008/12/08
ステビア
1
うむ。2013/01/10
ぬ
0
・・・2010/03/26