出版社内容情報
急速な近代化によって「なぜ」「どうして」を放棄し、都合の悪いことには「仕方ない」と目をつぶってきた日本人。いま日本人に必要なことは「鈍感力」ではなく、「敏感力」を磨くこと。観察することを職業とした写真家が、スポーツ、道具、俳句、映画、音楽、写真などから豊富な例をあげながら、現代日本の「墜落の原因」を的確に啓示し、未来への警告を鳴らす。浅井流「モノの見方」の裏に、本当の幸せを探すヒントがいっぱい。
内容説明
間違った自分探し、電車の中での化粧、急増する自殺、格差社会、親族殺し…「なぜ」と首をかしげ、「どうして」と問い、「仕方がない」ということばを口にしない。鈍感力の塊、日本人よ、目を覚ませ。「観察」を仕事とする写真家が贈る、人間としての感覚を呼び覚まし、豊かな自分を再構築するためのバイブル。
目次
第1章 なぜを忘れた日本人
第2章 文明は人を幸せにしたか
第3章 本物の見分け方
第4章 文化を取りに行く
第5章 人生を編集する
第6章 職業は第二志望がいい
第7章 スタイルのある生き方
第8章 自分に向き合う
最終章 歴史的最悪な時代に生まれて
著者等紹介
浅井愼平[アサイシンペイ]
1937年愛知県瀬戸市生まれ。写真家。大阪芸術大学大学院教授。日本広告写真家協会賞受賞。66年『ビートルズ・東京』でデビュー。優秀な広告に授与される東京アートディレクターズクラブ最高賞等多数受賞。写真にとどまらず映画制作、文芸、工芸、音楽プロデュース等幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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