朝日新書
合気道とラグビーを貫くもの―次世代の身体論

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022731647
  • NDC分類 780.4
  • Cコード C0275

内容説明

合気道の達人・内田樹と、ラグビー元日本代表・平尾剛が、がっぷり四つに組んだ。まったく違うスポーツ経験を持つふたりが、四方八方に話題を展開し、意気投合したのは、「身体コミュニケーション」。

目次

第1章 身体とコミュニケーション(7つの海を統治するためのラグビー教育;イチローの背面キャッチとスキャン力;柳沢ブーイングの持つ意味 ほか)
第2章 身体と師匠(実績のある師匠が選手をゆがめる;指示せず、混乱させる;最高のパフォーマンスは、何も考えないお気楽プレー ほか)
第3章 身体と感受性(物が二重に見えて引退決意;腕折っても、そのままプレー続行の意味;人間のサバイバルに反逆するペインコントロール ほか)

著者等紹介

内田樹[ウチダタツル]
1950年、東京都出身。神戸女学院大学教授で、専門はフランス哲学。東京大学文学部仏文学科卒

平尾剛[ヒラオツヨシ]
1975年、大阪府出身。2006年度まで神戸製鋼ラグビー部に所属し、07年3月、現役引退。元日本代表。現在はSCIXラグビークラブで指導しながら神戸親和女子大学大学院で教育学を専攻中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

55
「身体能力を成績や年俸に換算してしまうというのは、身体に対する冒瀆」という一文が、内田先生の考え方のおおもとを表していると思う。2018/09/27

文章で飯を食う

8
内田樹マイブームの一環として再読。全然、読めていなかった事を痛感。幸せであること、良いオーラを出すことが大切。適切な課題、もやもやを残したまま、ある程度のインターバルでやることがシステムを変える。毎日やって1年より、週1で5年の方が成長する。ケミカルな人体は(脳も)変化に適度なインターバルが必要なのだ。2015/10/31

kapo54

3
8割がた同意で、とても面白い。意見が合わないところを一点あげるなら、武道に過度の精神性を持たせている感じがして違和感を覚えた。戦国期の武術は、死んだら終わりなのだから、勝ち負けが関係ないとは言えないはず。精神性に純化した武道は江戸以降のものではないか。筋トレして体大きくするのは、自己の身体を自己の所有物としているという点には同意。2017/05/15

tosakazato

3
当たり前のように知っていると錯覚している自身への身体感覚。その前提が崩れ去るとき、新たな身体感覚が芽生え、言葉どおり、新しい身体へと変化する。読み終わる頃には身体を動かしたくてうずうずするような気持ちにさせる一冊。2010/03/23

文章で飯を食う

2
体を鍛えることの意味が大転換する。 もっと、自分の気持ちを信頼することの重要性。2011/02/24

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