朝日新書<br> オシムがまだ語っていないこと

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朝日新書
オシムがまだ語っていないこと

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  • サイズ 新書判/ページ数 198p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022731494
  • NDC分類 783.47
  • Cコード C0275

内容説明

オシムは、何を目指すのか、オシムを突き動かすものは、何か―ジェフ市原(当時)監督時代から“番記者”を務め、最も信頼厚いスポーツ記者が、その人間像に迫る。数々の語録、独占インタビュー、未公開エピソードが満載。

目次

オシムとの出会い
ジャパン・ブルーとオシム・ブルー
オシムから見た日本のサッカー
時代はポリバレント
国家と戦争とサッカーと
オシムと家族
オシムの提言 完全版
独占インタビュー

著者等紹介

原島由美子[ハラシマユミコ]
スポーツライター。1968年、東京都生まれ。慶応義塾大学法学部政治学科卒。朝日新聞スポーツ部記者を経て2006年からフリー。03年にジェフユナイテッド市原(現・千葉)の番記者となり、オシム監督を就任1年目から取材。その発言の斬新さに注目し、「オシムの提言」として朝日新聞に連載、“オシム語録ブーム”を引き起こした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

16
「日本代表は全員が日本人。わだかまりがないのがいい。サッカーに集中できる」ユーゴ監督時代に戦争を経験。並の監督とは経験値が違う。言葉に重みがある。オシムの日本人論が印象的。ハングリー精神の欠如と精神的な弱さは育った社会に起因するものだと受け入れる。同じやり方、発想の中で競争している。日本人以外も同じパターンで行動すると思い込みがちだ。リスクを冒せ、ミスを恐れるな。そこには条件をつける。いつ、どういう場合にリスクを冒す価値があるかを判断する能力。それを走りながら考えろ。オシムのサッカー観は人生につながる。2023/06/15

Yasomi Mori

5
朝日新聞の連載コラム「オシムの提言」をはじめとしたインタビュー、関係者の証言を集めた一冊。過度な期待と失望を退ける現実主義者。走らせるサッカーを好み、活躍した選手個人にスポットが当たることに慎重な態度を取る。反対に、失敗した選手のことは徹底してかばう。順調なときに結束するのは当然とし、メディアや観客もまたサッカーの水準向上に責任を持つべきだと。そういった氏の人物像がよく分かる。戦争に翻弄されま旧ユーゴスラビア代表時代の悲劇(W杯準決勝まで進みながら、祖国の内戦に抗議し監督辞任)には改めて胸が痛みました。2018/07/21

ご〜ちゃん

1
こういうことは、サッカー選手に限らず言えることだと思う。「ある部分であまりに急速に変化させると、他の部分も手をつけなければならなくなる。全体を急速に変化させると、いい結果は生まれないことが多い」「周囲も選手の成長を、我慢強く見守ってはどうだろう。結果だけでなく、時間や私生活といった面での自己犠牲をいとわぬ過程も大事なのだ」2014/11/09

キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言

1
練習場をノシノシと歩いているオシムが懐かしい…元気になってなにより2010/07/13

sue

0
たまにオシム氏に関わる本を読むことで、背筋が伸びるような気がする。サッカーはプレイヤーだけで終わるものではない。中学生になった息子にも進めよう。2017/10/22

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