朝日新書<br> 偽装請負―格差社会の労働現場

電子版価格
¥740
  • 電書あり

朝日新書
偽装請負―格差社会の労働現場

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 211p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022731432
  • NDC分類 366.021
  • Cコード C0236

出版社内容情報

日本のモノづくり現場に蔓延する違法な悪弊。あの超一流企業も、この有名会社も・・・。同じ職場で、こんな格差を許せるか。どうするニッポン。

内容説明

長期不況で一気に広がった「偽装請負」という雇用形態。キヤノン、松下電器産業など超一流企業までもがそんな違法行為をしていた。2006年夏から告発報道を展開した朝日新聞特別報道チームの渾身のルポ。

目次

プロローグ 若者の死が意味するもの
第1章 キヤノン「偽装請負」工場
第2章 松下の超奇策
第3章 巨大請負会社の盛衰
第4章 偽装請負が「安全」を脅かす
第5章 脱「合成の誤謬」へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

25
偽装請負という言葉と実態を初めて知る。非正規労働者が弱者であり、企業システムの中で使い捨てにされているという現実。この本が出版されてから七年、増税も滞りなくされる中、現状はどうなっているのだろう。踏みつけにされるような思いをしながら働いている方がひとりでも減ることを祈る。2014/04/03

シン

14
世の中なんでこう悪いやつらばかりなのだろうか。2007/10/09

ちくわん

7
製造業ではないが派遣社員だった時期がある。正社員とパート、派遣社員、そして偽装請負。一種のカーストだ。それぞれの階層の役割と階層間の違いを明らかにしていかないと、単なる大人社会の「いじめ・差別」で片付けられてしまう。権利は責任を伴う。一方的な善悪は、この複雑な時代に存在なんぞするわけがない。 と感じた。2017/05/28

kinkin

5
構造改革の名の下に生まれた製造業への派遣や請負制度が正規雇用を 減らしてきた。結果、大きな格差社会が生まれた。大企業優先の社会を 改めて考えていかなければならない。2013/07/17

貧家ピー

4
大手製造業のコスト削減手段、「偽装請負」を暴いた。 ワーキングプアの一因、コスト削減が行き過ぎた結果だろう。 2007/07/25

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22630
  • ご注意事項