朝日新書<br> おれちん―現代的唯我独尊のかたち

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朝日新書
おれちん―現代的唯我独尊のかたち

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  • サイズ 新書判/ページ数 245p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022731173
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0236

内容説明

小泉前首相、安倍首相ら、おれちんリーダー、ニートやひきこもりになる若者…肥大化した自己愛を抱えつつ孤絶し、漂流する人たち。彼らの深層心理に鋭く迫る。気鋭の韓国哲学者による待望の次世代日本人論。

目次

おれちんの日記
「おれちん」万歳!
「おれちん」とは何か
「おれちん」の増殖
「おれちん」とメディア
「おれちん」誕生の背景
「おれちん」のしるし
「おれちん」と政治・経済・社会
「おれちん」と若者
「おれちん」と新しい人間観
「おれちん」の敵
「おれちん」の味方
「おれちん」の文化
「おれちん」と世界
「おれちん」とナショナリズム
「おれちん」の思想
「おれちん」の黄昏

著者等紹介

小倉紀蔵[オグラキゾウ]
1959年、東京都生まれ。東京大学文学部ドイツ文学科卒業後、電通勤務を経て、ソウル大学哲学科博士課程単位取得。専門は韓国を中心とした東洋哲学。京都大学大学院助教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Masakazu Kawamoto

3
著者の小倉さん相変わらず冴えている。<おれちん>は自尊心は強いが共同体を重視せず閉鎖的なタイプの現代人。本書は自称<おれちん>の日記という形で<おれちん>族の消長が語られる。自己中心的な<おれちん>族に対する批判書かと思ったがそうではない。<おれちん>族の宿敵である共同体重視の<わたし>族にも強烈なパンチが浴びせられる。結局は、日本社会は<おれちん>族も<わたし>族も十分に成熟させないままきてしまった、そのことを裏面から強烈な皮肉でもって告発している書であるという気がしている。2014/07/07

がっち

2
おれちんとは自己愛が強く、学校、家庭、地域といった共同体に対して感情を閉じている人物をさすそうだ。現在おれちんと言われる人種が増えつづけている。それをこの本では嘆かわしいと感じている一方、自分もそうではないかと示唆している。哲学的な話や日記みたいな本ではあった。私もまたおれちんかもしれないと言わざるを得ないと反省。C2011/05/14

1977年から

0
2007年

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