朝日新書<br> ドイツ人住職が伝える禅の教え生きるヒント33

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朝日新書
ドイツ人住職が伝える禅の教え生きるヒント33

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784022730992
  • NDC分類 188.84
  • Cコード C0215

出版社内容情報

800年たった今でも通用する禅僧道元の哲学的思想とその教えには、先の見えない不安な時代に目指さなければならない社会への考察や生きるための智慧がたくさん詰まっている。禅の名著「正法眼蔵」から人生の苦難を乗り越えるために心に響く言葉と日常生活におけるその実践方を兵庫県安泰寺住職のドイツ人禅僧がわかりやすく説く。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rigmarole

3
印象度B。道元の言葉(『典座教訓』がやたら多い)を中心に解説し、所々に私事や自身が住職をしている安楽寺の話を織り交ぜています。それが本書の付加価値とも言えるのでしょうが、私事には卑近なものも多く、少々げんなり。また、それぞれの逸話を書いている時に偶々連想された言葉をこじつけ的に持ち出しているような印象を与える個所もままあり。章立てとか本自体を別にして書いてもらった方がスッキリしていて読み易そう。また、読んでいるうちに、解説部分はむしろ原典の解説付き現代語訳にあたった方が学びが多いという気もしてきました。2015/03/14

三上 直樹

1
開祖・道元禅師から現代へとジャンプして、ドイツ人住職として十年以上のキャリアを持つネルケ無方師の著作を読了。 広範な著述からの引用、日々の生活からの垂訓などを通じて、曹洞宗のエッセンスを伝える一冊でしたが、妻の出産や留守役の緊急事態の中で終わっており、これは続編を待つしかありません。2018/05/16

ゆーきー

0
道元禅師の言葉と解説も載っているけど、『迷える者の禅修行』以降の著者の住職生活のエピソードも載っている。エピソードは面白い。しかし著者の生活は過酷だ。真似できそうもない。オレが家で少々坐禅したところで生活は変わらないのでは?生活の苦悩が減らないならもう適当に生きてもいいんじゃ、なんて思ってしまった。2013/11/04

りすてん

0
もともとベルリンで日本学を学んだうえで、日本の禅寺で修行をし得度し、今では住職として工新を指導する立場にある筆者なのだが、それでも考え方の端々に西洋人の視点を感じる。その異文化の視線があるからこそ、日本人が気付かないようなことに視線を向けたりということもありそうで、そういった面で興味深かった。 ただ、私にいかんせん仏教の知識がないのでよくは理解できていないが。2013/01/19

Satoshi Shimada

0
文字通りドイツ人住職が生き方のヒントを教えてくれます。修行の苦労話、自身の生き様を曹洞宗の教えに交えて語ります。特筆すべきは、「我執」でしょうか。えてして自分、自分、私、私な人ほど悩み苦しむもの。欲しいものは欲しがってるうちは手に入らないって事ですね。原始仏教の教えはいきなり聖人レベルのものが多いですが、道元禅師は大衆に焦点を合わせているように思えます。座禅しても何もなんないよ。別に…ってオフィシャルに言っちゃう所とか好きです。そういった教えを日本人で無い現場の住職である筆者が、独自の解釈を交えて紹介して2013/01/06

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