朝日文庫
海人と天皇―日本とは何か〈下〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 420p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784022646224
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0195

出版社内容情報

〈上〉

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内容説明

僧・道鏡を恋人とした孝嫌女帝は、天皇の位をも彼に譲ろうと画策する。それは、自らが海人の血を引くことに起因する、貴族制破壊への屈折した欲望か。それとも、“国家”と“宗教”の一体化を目指す壮大な政略か。天皇家の血筋を巡る争いの結末は―。

目次

第16章 孝謙天皇―平凡な内親王が女帝になるとき
第17章 孝謙女帝の平等思想
第18章 道鏡―孝謙女帝の恋人
第19章 道鏡と皇位
第20章 「天皇権力」を復活させた女帝
第21章 記紀神話と「天皇」
第22章 象徴天皇制と律令
第23章 天皇権力の不在―法の魔力

著者等紹介

梅原猛[ウメハラタケシ]
1925年宮城県生まれ。京都大学文学部哲学科卒。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター顧問。日本ペンクラブ会長も務めた。仏教伝道文化賞、NHK放送文化賞などを受賞。文化勲章受章。著書に、『隠された十字架 法隆寺論』(毎日出版文化賞)、『水底の歌』(大佛次郎賞)、『ヤマトタケル』(大谷竹次郎賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Jimmy

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正月からからかかって、上中下巻やっと読み終えました。 面白かった。 梅原の学説はそのまんまは受け取れないけど、これはなかなか真に迫ってます。 天皇はこの時代からすでに象徴天皇だった、とういうのは分かりやすいなぁ。 そういうマインドは制度的にも社会通念上も気質的にも、この世まで受け継がれて来たんだろうな。 この本に刺激されて今谷明「象徴天皇の発見」(文藝新書)を続けて購入しちゃいました。2012/04/28

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