朝日文芸文庫<br> 印度行脚

朝日文芸文庫
印度行脚

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  • サイズ 文庫判/ページ数 191p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022641274
  • NDC分類 292.5
  • Cコード C0195

内容説明

薄明と闇の彼方―より深く、混沌と矛盾の聖地を行脚する。『印度放浪』続編。

目次

聖群
樹々に近く
バラナシの淵

旅人
聖海
聖物

彼岸
日輪

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

7
文明から自然、生から死へ、全てがシームレスに一つの世界として統一されているような、生々しさと穏やかさの共存した不思議な世界は健在。印度放浪の続編で、インドに慣れたことと文章自体が少し語り口を変えたのか、より冷静な距離を取った、前著とはまた魅力の違う小著になっている。特に面白いのは、猿の増加に関するあるインド人の話す神話、というか恐らく近年でっち上げられたはずの小話で、それによれば人は死ぬと猿になり、その猿達が死ぬと融合し1羽の巨大な五色の鳥となり、地上の生命を生贄に宇宙に飛び立って他の天体になるという……2017/12/17

go

2
たまに読みたくなる藤原新也。この本は写真が素晴らしかったなー。文章も良かった。後半になるにつれ分からなくなっていったが。2022/09/30

まっつぁん

1
20年近く前に読んだ本を再読。「印度放浪」の続編であり、「西蔵放浪」へと続く本。あてもなくさまよい歩く『放浪』から目的を持った『行脚』へと旅が変化したのであろうか文書が観念的に。インド人の生死観を記述したバナラシの件が面白い。バナラシに死ぬために訪れ、ただ死ぬのを待つ人がいて、死体がゴロゴロころがっていて、それが日常の風景であり、誰も気に留めない。こんな光景が何百年続いている。 まだ「メメントモリ」は理解できない。2018/10/11

kazuyoshi

1
2014/04/14

白井の大ちゃん

0
印度を思い出す。2016/08/28

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