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朝日選書
光る生物の話

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  • サイズ B6判/ページ数 204,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022630179
  • NDC分類 468
  • Cコード C0340

出版社内容情報

【自然科学/自然科学総記】地球には、海中にも陸上にもみずから光を放つ生き物がたくさんいる。何のために、どうやって光るのか。85万匹のオワンクラゲと500万匹のウミホタルを使って生物発光の謎を解いた下村博士(ノーベル化学賞受賞)が書き下ろした「生物発光」の入門書。

内容説明

地球には、みずから光を発するさまざまな生き物がいる。ホタル、バクテリア、イカ、クラゲ、貝、ミミズ、ヒトデ、魚、キノコにも…発光生物は動物、植物などの区別なく、陸上、海中どこにでも幅広く存在し、どんな系統の生物が発光するのかについてはまったく規則性がないという。これら多くの生物は、いったい何のために発光するのか、発光はどんな仕組みで起きるのか、その謎は昔から人々の心をとらえてきた。下村脩博士が初めて入門書を書き、生物発光の特徴、研究史、化学、発光の目的、応用など、生物発光のすべてをやさしく説明する。

目次

1 生物の発光は冷光である
2 生物発光の様式について―細胞内発光と細胞外発光の違い
3 生物発光の化学をどのようにして研究するか
4 生物発光について今までに化学的に判っていること
5 光を放つ化学反応
6 生き物が光を放つ目的―なぜ光るのか?
7 発光生物の種類と特徴
8 生物発光の応用

著者等紹介

下村脩[シモムラオサム]
1928年、京都府生まれ。1951年、長崎医科大学附属薬学専門部卒業、同大薬学部実験実習指導員。1955年、名古屋大学に国内留学(平田義正研究室)、1958年、長崎大学薬学部助手。1960年、理学博士(名古屋大学)。1960年、米プリンストン大学研究員(フルブライト奨学生)。1963年、名古屋大学助教授。1965年、プリンストン大学上席研究員。1981年、ボストン大学客員教授。1982年、ウッズホール海洋生物学研究所上席研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

スイ

14
ノーベル化学賞受賞の下村博士著。 図書館の福袋的企画で中身を知らずに借りたもので、自分からはまず手に取らないなー! そういう本が入っているとほんとに嬉しい。 その上、面白かったのでまた嬉しい。 専門的なところは正直難しくて目がツルツル滑ったが、生物の話も下村博士の半生や様々な研究者たちのエピソードもとても興味深く、わくわく読めた。 光る生物ってこんなにいるのかー! (ただ、高校生が生物に興味を持ってくれたらと書かれたそうだけど、元々かなり興味のある高校生じゃないと読み通すのは厳しいのではー!ではー!) 2021/01/08

toshi

12
裏表紙に「やさしく解説する。」と有ったけど、かなり難しい内容。 内容は多岐に渡っていて、これを理解出来たら基本はバッチリという感じだけど、発光に関わる物質や発光生物の名前などなじみのない固有名詞がバンバン登場するし、構造式を見せられても・・。2019/03/04

黒豆

5
ノーベル賞を受賞した下村氏の研究ヒストリー。発光生物の仕組み解明の経緯、研究の教科書的貴重な書籍。研究対象となったオワンクラゲやホタルイカだけではなくミミズなど発光生物の多さに驚く。2014/04/29

読み人

4
<図書館本>高校生レベルの化学は年寄りには難しかったです。でも、下村先生の誠実さを強く、深く実感させて頂きました。若い方、必読です!自宅本棚用に購入予定です。2014/10/05

SKH

2
発光生物の謎に迫る。2014/08/12

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