出版社内容情報
ひとたび起これば莫大な損害を出し、ときに人命にもかかわる、人間のミス「ヒューマンエラー」。実際にはなかなか難しいその対策を、筆者が実践した 現” 場で使える” 防止の理論から、具体的事例を挙げて紹介する。ミスの解決策を学べる「練習問題」付き。
内容説明
人間のミスは、当事者に注意や罰を与えるだけでは十分な防止効果が得られない。事故を防ぐために必要な「異常検知力」「異常源逆探知力」「確実実行力」を解説するとともに、ヒューマンエラーを防ぐノウハウを紹介。事故はもちろん、日常のポカミス防止にも効く。
目次
第1章 ヒューマンエラーはなぜ怖い(ヒューマンエラーは現代の事故の主役;ヒューマンエラーの悪質性 ほか)
第2章 事故を防ぐ3つの力(不器用さだけが事故原因ではない;第一の力―異常検知力 ほか)
第3章 ヒューマンエラー防止策の組み立て方(問題を多角的にとらえる;作業員の注意力を向上させる ほか)
第4章 練習問題で学ぶ実際のヒューマンエラー対策(抽象的な計算を確実にするには?;機械の設定漏れに気づくには? ほか)
第5章 ヒューマンエラーを防ぐ組織運営(ホーソン効果を引き出す;作業への畏怖と誇り ほか)
著者等紹介
中田亨[ナカタトオル]
1972年神奈川県生まれ。国立研究開発法人産業技術総合研究所人工知能研究センター知識情報研究チーム長、中央大学大学院理工学研究科客員教授。東京大学大学院工学系研究科修了。博士(工学)。人間のミスと安全に関する研究を建設会社や金融機関との共同研究において現場主義で進めている。国際電気標準会議(IEC)「『ヒューマンファクターと機能安全規格』に関する検討グループ」メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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西郷どん
totssan
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