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朝日文庫
なぜヤギは、車好きなのか?―公立鳥取環境大学のヤギの動物行動学

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022618436
  • NDC分類 489.85
  • Cコード C0195

出版社内容情報

苦手なヘビを見えないように袋に入れて置いておくとヤギはどうする? 鏡に映った自分に向かってヤギは角突きする? 子どもがいっせいに駆け寄った時のヤギの反応は? ベストセラー「先生」シリーズの著者による、ヤギをめぐる面白エッセイ。

内容説明

大学の授業で漏らした一言がきっかけで、日本初の「ヤギ部」顧問となった著者。動物行動学者の名にかけて(?)、ときにはこっそり、ときには自信を持ってヤギの行動を観察・研究する日々が始まった。ヤギたちとの生活を優しき研究者の眼差しで語った、ほのぼのエッセイ。

目次

第1話 大学に誕生したヤギ部と初代ヤギ「ヤギコ」のこと
第2話 なぜクルミとミルクの母娘ヤギは、駐車場の教員の車を一つ一つチェックするのか?
第3話 ヤギは他のヤギの行動を見て学習することはできるのか?
第4話 大学案内の表紙を飾ったヤギ
第5話 角突きをめぐるさまざまなドラマ
第6話 大雪の中のヤギたち
第7話 ヤギは発泡スチロールでつくったヤギモデルに頭突きする!?
第8話 ヤギは、●のそばの餌は食べない
第9話 ヤギは相手の心を読み取る
第10話 ヤギコが思っていること
第11話 ヤギコの死

著者等紹介

小林朋道[コバヤシトモミチ]
1958年岡山県生まれ。公立鳥取環境大学教授。京都大学で理学博士取得。専門は動物行動学。ヒトと自然の精神的なつながりについての研究や、水辺や森の絶滅危惧動物の保全活動に取り組んでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ホークス

41
著者が大学で顧問を務める「ヤギ部」で起こる出来事や、動物行動学者としての洞察をまとめた物。 ウチの近所にもヤギに除草をさせている場所があり、その姿を見るたびほのぼのと嬉しくなる。人間は、大きな生き物が近くにいると環境の安全さを感じ、ホッとするのだと何かで読んだ。本書にも同様の効果がある。と言うか、自分が生き物の本を読むのはそのためかもしれない。軽くて愉快でキチンと論理的。動物愛に溢れたポジティブな科学エッセイ。可愛いヤギの写真(白黒)も多数で、生物好きでなくても楽しめる一冊。2018/06/30

ラルル

39
単行本の内容にプラス2編を追加した充実の文庫版。表題は11編の中の一つでした。動物行動学というよりヤギ好きのエッセイです。「これ行動学の実験だからね!…でもちょっ、見てよあれ超カワイイッ♡♡」といった著者の溢れるヤギ愛が全編を通して微笑ましかったです。そしてこれを読むと断然ヤギが飼いたくなる!! いつか飼いたい、ヤギ可愛い♡2016/01/20

まるぷー

18
2012年に刊行された単行本を2015年に書き下ろし2編を加えて文庫化。鳥取環境大学の開校時に最初に来たヤギコを始め、4頭のヤギとヤギ部の学生たちの様子を綴ったエッセイ。ユーモア溢れる優しい文体で、表題の「なぜヤギは、車好きなのか?」を解明する実験やヤギとのふれあいを読ませてくれる。最後の章の「ヤギコの死」は、その死の様子がリアルに書かれて涙する。小林先生、ヤギなど動物好き(ホモサピエンスも含め)が伝ってくる。2016/05/20

七月せら

16
まさにヤギづくし。ペットとしてではなく、家畜としてでもなく、よき隣人として、時には実験のお手伝いもしながら小林教授や学生達と共に過ごすヤギ部のヤギ達。先生シリーズにも度々登場する彼女らにぐっとフォーカスして、個々ヤギの魅力がより伝わってきました。母娘の絆と、ヤギと子ども達(ヒト)のふれあいのエピソードが好きです。2017/05/30

うろん

14
ヤギの健気さに涙しました。ヤギを飼いたいと言う気持ちも湧いてきましたが、やっぱり今の住宅事情では飼えません。2017/08/29

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