出版社内容情報
【文学/その他】死者7人、負傷者10人を出した無差別殺傷事件から丸5年――なぜあのような事件が起きなければならなかったのか? 友達がいるのに、なぜ孤独だったのか? 加害者・加藤智大の人生と足跡を丁寧に辿ることで、現代社会の問題をあぶり出すノンフィクション!
内容説明
2008年6月、秋葉原で死傷者17名を出す無差別殺傷事件が発生。「派遣切り」「ネット掲示板」という事件にまつわる言葉と、加害者・加藤智大に対する高い共感が衝撃を与えた。彼の人生を追うことで、日本人が対峙すべき現代社会の病巣を暴くノンフィクション。
目次
第1章 家族(青森;家庭環境 ほか)
第2章 自殺未遂(中日本自動車短期大学への進学;仙台へ ほか)
第3章 掲示板と旅(「不特定多数」と「特定少数」;ネタとキャラ ほか)
第4章 「イライラします」(静岡県裾野市;「そろそろ3Dに行かないとヤバイ」 ほか)
第5章 歩行者天国へ(「そろそろ限界」;「ツナギがない!」 ほか)
著者等紹介
中島岳志[ナカジマタケシ]
1975年大阪府生まれ。北海道大学大学院法学研究科准教授。大阪外国語大学卒業、京都大学大学院修了。2005年、インド独立運動の闘士を描く『中村屋のボース インド独立運動と近代日本のアジア主義』で大佛次郎論壇賞、2006年『ナショナリズムと宗教 現代インドのヒンドゥー・ナショナリズム運動』で日本南アジア学会賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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