出版社内容情報
深部で進む「教育の地殻変動」に学力問題の第一人者が説く処方箋。子どもたちの「教育格差」の背景には家庭環境が反映していることを実証的に明かし、1990年代以降、迷走を続けた日本の教育政策の弊害を検証する。解説・内田樹。1章 階層で学力が決まるのか、学力が階層を作るのか、2章 義務教育の機会は平等に保たれているか、3章 これが教員勤務の実態だ―学校週5日制完全実施後の「教員勤務実態」調査報告から、4章 教育政策をめぐる論点、論争、5章 教育の綻びをどう修正したらいいか
内容説明
「学習資本」の階層差がますます拡大する日本の教育。「出身階層」という社会的条件の違いが子どもたちにもたらす決定的な差について警鐘を鳴らす。90年代以降、迷走を続けた教育政策を豊富なデータとともに検証。学力問題の第一人者が説く処方箋。
目次
1章 階層で学力が決まるのか、学力が階層を作るのか
2章 義務教育の機会は平等に保たれているか
3章 これが教員勤務の実態だ―学校週5日制完全実施後の「教員勤務実態」調査報告から
4章 教育政策をめぐる論点、論争
5章 教育の綻びをどう修正したらいいか
著者等紹介
苅谷剛彦[カリヤタケヒコ]
1955年東京都生まれ。社会学者、オックスフォード大学教授。79年東京大学卒業。88年米ノースウエスタン大学大学院修了(Ph.D社会学)。専攻は教育社会学、比較社会学、現代日本社会論。『階層化日本と教育危機』で大佛次郎論壇賞奨励賞受賞。『教育の世紀』でサントリー学芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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