出版社内容情報
【文学/随筆】女性にはいまだに見えない壁があり、さまざまなハンデがおそいかかってくる。そうした不利を克服する原動力は、「女性の向上心」にほかならない。女王や女性の首相を擁するイギリス女性の能力の発揮スタイルから著者が学んだこととは?
内容説明
女性が仕事を続けるにはいまだに見えない壁がある。女性であることの不利を克服する原動力は、向上心にほかならない。作家、経営者、編集者として実績を築いてきた著者が、キャリアアップするための方法をロンドン暮らしの経験もまじえ語る。
目次
第1章 「向上心」を高める原動力(何をしたいかを突き詰める;資金づくりこそ貴重な一歩 ほか)
第2章 何が「向上心」のマイナスになるか(強すぎる嫉妬心;すぐ挫折する人の問題点 ほか)
第3章 「向上心」を鍛える心構え(基礎力のある人になる;語学を習得する一番の近道 ほか)
第4章 「向上心」に欠かせない好奇心(イギリスが育ててくれたもの;好きなことをお金に換える ほか)
第5章 「向上心」の上手な生かし方(できない理由を絶対にいわない;数値化できない重要なもの ほか)
著者等紹介
井形慶子[イガタケイコ]
長崎県生まれ。作家。大学在学中より出版社でインテリア雑誌の編集に携わる。その後、100カ国に流通する外国人向けの情報誌を創刊。28歳で出版社を起こし、英国生活情報誌「ミスター・パートナー」を発刊。同誌編集長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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43
初版2012年。井形さんの溢れるエネルギーにたくさん触れ、読後はすっきり!しゃっきり!自分もがんばろうと思える一冊。「日常生活すべてが勉強の場」という章は、特に具体例もわかりやすく、なるほどなっと共感。「何をしてても、どこにいても、自分のアンテナに引っかかったものを自分の血肉に変えよう」「人生は一度きり」「経験したことは全て将来につながる」という姿勢には、全くブレがない。本当に清々しくてかっこいい。「今の状態をキープしながら、プラスアルファしていく」「維持・継続が大切」ということも書かれていました。2014/11/20
雨巫女。@新潮部
12
《私‐図書館》タイトルが、違うけど『女性の向上心』を加筆した作品。バイタリティーのかたまりの作者は、すごいなあ。2013/05/28
ヒロセ
8
こんなバイタリティ溢れる女性がいらっしゃるとは。お手本にしたくなる素敵な女性に出会えて幸せです。井形さん曰く女性の向上心とは究極は『自分のペースで人生を楽しむこと』だと。うん、確かに。私も男性同様バリバリ働く女性もすごいとは思うけど、やはり生物的に向き不向きはあるわけで。井形さんが女性の強みと考える「生活に根付いた体験主義の学び」に関する色々なヒントが詰まっている一冊でした。行き詰まった時などにまた紐解きたいですね。2012/06/11
niaruni
7
自分のことを綴るのは、なかなかに難しい。女であるためにビジネスで損をしたことは一度もない、と作者は言い切るけれど、それはとりもなおさず女を意識して仕事をしてきた、ということだと思う。そのあたりに時代を感じるなあ。でも、仕事とは時間と労力を提供して対価を得ること、と言い切るあたりはバブル世代や自分捜し世代にも学んでほしい気も。そう、仕事で自己実現、とか自分を表現なんて、よっぽど頑張るか運がよくなけりゃ絵に描いた餅なのです。2012/05/26
チューダー
4
あまりこういうエッセイは読まないんだけど、ロンドンと向上心という言葉に惹かれて読んでみた。。あまりロンドンの話出てこないんだけど。ほとんどが著者の体験談。井形さんの伝記が読みたいわけじゃないし。。働く女性にとって少し役に立つかな、とは思うが、当たり前のことか、極論かのどっちかだと思う。ミスチョイスでした。2014/09/04