朝日文庫
横浜vs.PL学園―松坂大輔と戦った男たちは今

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  • サイズ 文庫判/ページ数 233p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022617002
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0175

内容説明

1998年の甲子園大会で球史に残る延長17回を戦い、将来を期待された球児たち。プロ野球で活躍する選手がいる一方、アナウンサー、警察官、芸能プロのマネージャーなど別の人生を選んだ者もいる。あの夏、日本中を熱くして男たちの「その後」を追う。

目次

1 新しい道へ(「松坂大輔と投げ合った投手」の重み―上重聡(PL学園)
決勝ホームランの負担と、連勝を止めた苦みと―常盤良太/松本勉(横浜)
不振だったPLの主砲たちのケリの付け方―本橋伸一郎/古畑和彦(PL学園)
「世界一のムードメーカー」をめざして―鳥海健次郎(横浜)
負傷退場のわだかまりを越える―石橋勇一郎(PL学園)
あの時代に背負ったエース番号「1」の行方―斉藤弘樹(横浜)
延長17回の翌日、まさかの出番の思い出に浸って―袴塚健次(横浜))
2 もっと野球を(会社の不祥事、活動自粛、トラックの整備点検、休部…―三垣勝巳(PL学園)
ケガで人生を考えた穏やかな日々―井関雅也(PL学園)
左のエースからスーパーサブへ―稲田学(PL学園)
気持ち、気持ち、気持ち…。プロへの執着―後藤武敏/小池正晃(横浜)
「俺も必死なんじゃ!」と松坂に言い返した元主将―平石洋介(PL学園)
見逃し三振…「最後のバッター」からの出発―田中雅彦(PL学園))

著者等紹介

神田憲行[カンダノリユキ]
1963年大阪府生まれ。ノンフィクションライター。関西大学卒。故黒田清の事務所を経て独立。野球の他に人物、アジア。ルポなどを手がける

佐々木亨[ササキトオル]
1974年岩手県生まれ。スポーツライター。専修大学卒。雑誌編集者を経て独立

中村計[ナカムラケイ]
1973年千葉県生まれ。ノンフィクションライター。同志社大学卒。スポーツ紙を経て独立

守田直樹[モリタナオキ]
1968年山口県生まれ。フリーライター。明治大学卒。野球や医療問題などを広く追う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ドリル

32
昨日、この夏2回目の夏の高校野球を観に甲子園に行って来た。球児達の熱い戦いを見て元気をいっぱいもらった。高校野球の名勝負の一つとして挙げられる1998年の横浜vs PL学園の延長17回の激闘。その10年後の選手達のことを描いたノンフィクション。多くの選手があの名勝負の呪縛にかかり苦悩したことがわかる。この本が刊行されてからさらに10年以上経った。松坂大輔も衰えが目立つし、他の選手達の人生も色々と変わったことだと思う。平石が楽天の監督になるということがこの時のメンバーの中で一番のサプライズかも?(★★★)2019/08/11

Wisteria

11
松坂大輔、中日へ。中日ファンの私にはこんな日は想像できなかった。松坂と言えばやっぱりあの夏の印象が強いなぁと、色々調べていたら懐かしさでいっぱいになり、この本に導かれた。当時PL学園の古畑くんが大好きだった事を思い出して再びときめく。あれから皆色々あったのだね。誰も順風満帆じゃない。私はこんなに頑張った事ないから、どんなに苦しくても野球に打ち込んだ彼らが眩しく見える。松坂には中日での活躍を期待している。毎日スポーツニュースでニコニコ笑顔を見ると嬉しくなる。頑張れ、松坂大輔!2018/02/06

ソラ

5
【読メ登録以前読了済】2019/12/01

みなみ

3
松坂みたいなスーパースターをただ眺めるので無く、ともにすごした時間があるからその先の人生に大きく影を落とすこともあるんだなあ。あんな試合やらなきゃ良かったという声がある、いや、やってよかったという声がないという。日本中の伝説となった当事者の心情が書いてあって胸に迫る。高校野球の、甲子園っていうのは、すごい空間なのだなあ。2014/11/01

おね様

3
松坂以外はみんなつまづいている。でも松坂は今つまづいている。 そのつまづきからみんな立ち上がっている。松坂もきっとまた 立ち上がるだろうと思った2012/11/14

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